ダイニングは食事をするだけでなく、家族やゲストと団らんを楽しむ大切な場所です。
毎日、時には長時間座ることになるダイニングチェアだからこそ、おしゃれなデザインや座り心地のよさで選びたいものです。
中には、ダイニングだけでなくデスク用の椅子として使えるデザインの製品もあり、意外と用途の広いアイテムでもあります。
今回は、ダイニングチェアの種類や素材から用途別のおすすめなどをお話していますので、シーンやスタイルに合わせたダイニングチェア選びの参考になれば幸いです。
1. ダイニングチェアの種類と特徴
ダイニングチェアには様々な種類があります。以下では、ダイニングチェアの代表的な種類とそれぞれの特徴について説明していきます。
木製ダイニングチェア
木製のダイニングチェアは自然な風合いや温かみが魅力です。木の種類によって、さまざまな木目や色合いを楽しむことができます。木製ダイニングチェアの特徴は次の通りです。
- 木製ならではのナチュラルな雰囲気は、他のインテリアと馴染みやすい。
- 木材には多くの種類があるため、さまざまなデザインや色合いを選ぶことができる。
- 耐久性が高く、製品によっては修理しながら長く使うこともできる。
- 木材のみで作られていると座面が硬いため、長時間の使用には向かない。
木材は、椅子の素材として定番であるため「買ったはいいけど雰囲気に合わない」というミスマッチが起こりづらいといえます。座り心地もクッションで調整できるため、それほど問題にはならないでしょう。
ファブリックダイニングチェア
ファブリックのダイニングチェアは布地が張られたチェアで、柔らかな質感や色彩が特徴です。ファブリックダイニングチェアの特徴は次の通りです。
- 柔らかな座り心地で、長時間座っていても疲れにくい。
- 生地によってさまざまな色や柄が表現できるためバリエーションが豊富。
- 布地の種類や素材によって、さまざまな風合いや肌触りを楽しむことができる。
- 他の素材ほどの耐久性はなく、汚れがつくと取りずらい。
ファブリック製の椅子は座面にウレタンなどのクッションが入っているため、お子様や年配の方がぶつかったりしても怪我につながる可能性が低くなります。布の性質上、引っ掻きや噛み付きには弱いため、犬や猫がいるご家庭では劣化が早くなるかもしれません。
プラスチックダイニングチェア
樹脂素材を使用したダイニングチェアです。成形がしやすいため形状やカラーのバリエーションが豊富で、汚れにも強いのが特徴です。軽量なのでお掃除などで移動させるのも楽です。
- 木や革などの天然素材より値段が手頃。
- 形や色を表現しやすいため、お洒落なデザインが多い。
- 汚れや傷がつきにくいため、お手入れが簡単。
- 経年劣化での色褪せやひび割れの可能性がある。
汚れが染み込むことがないので、食事を摂るダイニングの椅子としては最適といえます。傷が付きにくいためペットがいるご家庭にもオススメです。ただし、プラスチックの性質上、通気性がないので長時間座ると蒸れを感じるかもしれません。
レザーダイニングチェア
レザーダイニングチェアは、革が張られたチェアで高級感や上品さが特徴です。レザーダイニングチェアの特徴は次の通りです。
- 高級感があり、上品な雰囲気を演出する。
- 身体のラインに馴染むため座り心地がいい。
- 革は経年変化していくので、使い込むほどに味わいが増す。
- 本革製は値段が高いが、手頃な価格帯のフェイクレザーという選択肢もある。
フェイクレザーでは本革の重厚な雰囲気は出せませんが、傷や汚れに強いという長所もあるため、ペットがいるご家庭ではフェイクレザーを選ぶのも良い選択です。
ダイニングチェアのデザインポイント
毎日使うものだけに、見た目でも満足できるおしゃれなダイニングチェアを選びたいところです。
ここでは、デザインのワンポイントになる要素をご紹介します。中には、デザイン性だけでなく使い勝手に関わるものもありますので、椅子選びのポイントとして覚えておくと役に立ちます。
木製パーツ
例えば、カッチリした印象になりやすいプラスチック製の椅子でも、脚が木材になっていると柔らかい雰囲気になります。また、こうした異素材の組み合わせでは、ナチュラルな木の質感がオシャレなワンポイントになります。
アーム(肘掛け)
また、肘が置けることでリラックスした姿勢をとりやすいため、ダイニングで長時間過ごす場合のであれば、アーム付きがおすすめです。長時間座っていても疲れにくいファブリック素材のチェアとアームは相性の良いコンビネーションです。
カラーバリエーション
ファブリック素材のダイニングチェアは、優しいパステルカラーやくすみ色が得意分野になります。落ち着いた色合いが多いので、テーブルと同系色で合わせてダイニング全体にチェアを馴染ませたい場合に向いています。
プラスチック素材のダイニングチェアは、ビビッドカラーなどクッキリとした鮮やかな色の製品が多いため、何かひとつアクセントを効かせたいという時の差し色として使うのも面白いです。
金属パーツ
金属ならではのシャープでクールなイメージは、モノトーンコーディネートやコンクリート壁のようなモダンスタイルとの相性が抜群です。
おすすめダイニングチェア7選
鮮やかな発色のダイニングチェア
【木脚】シェルチェア / イームズデザイン リプロダクト品
ダイニングルームに彩りを加える鮮やかな発色が特徴のプラスチック製ダイニングチェアです。6色展開のためお好みのカラーを選ぶことができるのもポイントです。
体にフィットする曲線的な座面と弾力性のあるプラスチックで、見た目よりも柔らかい座り心地です。
木脚が使われていることで優しい印象がプラスされており、木製のダイニングテーブルともよく合います。
デスクと合わせてパーソナルスペースを作るのもお薦めです。
透明なダイニングチェア
【クリア】シェルチェア / イームズデザイン リプロダクト品
プラスチック素材ならではの透明なダイニングチェアです。尖ったデザインにも見えますが、他の色味と混ざることがないため、すっきりとしたコーディネートを作ることができます。
シルバーのスチール脚とナチュラルな木脚から選ぶことができます。
ダイニングテーブルのセットもあります。
オブジェのようなデザインチェア
ウェーブチェア【wave】(スチール脚)
独創的なダイニングルームを演出できるアート作品のようなダイニングチェアです。
体を包み込むような流線型の座面は肘掛けの役割もあるため、コーヒーテーブルと合わせてリラックス空間を作るといった用途にも向いています。
カウンターキッチンと好相性のハイチェア
シェリーチェア【cherie】
カウンターキッチンで食事を摂る場合は、座高が高いダイニングチェアが向いています。オフィスの休憩所や飲食店のカウンターでもお使いいただけるデザインです。
生地の風合いが可愛らしいファブリックチェア
北欧風 天然木 ダイニングチェア / カラメリ【karameri】
触り心地の良いファブリック素材を使用したダイニングチェアです。一体となった背もたれと肘掛けがあるため、長時間座っていても疲れにくい作りになっています。
落ち着いたカラーリングの生地とナチュラルな木脚の相性は抜群で、コーディネートの中に優しく色彩をプラスしてくれます。ブルー・ブラウン・グレーの3色展開です。
天然木のベーシックなダイニングチェア
【ウィンザーチェア】 天然木 デザインチェア
天然木が持つ特有の温かみを感じることができる木製のダイニングチェアです。
どのようなインテリアとも馴染みやすいベーシックなウィンザー調のデザイン。カラーバリエーションもナチュラル・ブラウン・ミックス・ホワイト・ブラックの5色展開で、お好みのコーディネートに合った椅子が見つけやすいのも嬉しいポイントです。
クロス脚デザインのソフトレザーチェア
ソフトレザーチェア スチール脚
本革のようなしっとり感のあるソフトレザーを使用しており、クロスに組まれたブラックスチール製の脚がデザイン性を高めています。
背もたれにゆったりと背中を預けられる作りになっているため、長時間の歓談やテレビ鑑賞に向いています。
フェイクレザーは濡れや汚れが染み込みづらいため、お手入れが簡単。布よりも引っ掻き傷などに強いため、お子様やペットのいるご家庭にオススメです。
ダイニングチェアは食卓のアクセント
ダイニングチェアを調べてみると、意外とデザインが豊富であることに気付きます。
デザインがおしゃれなだけでなくカラーリングも選べるため、ダイニングルームのアクセントとして椅子というアイテムを意識してみると、コーディネートの幅が広がるかもしれません。
お気に入りのダイニングチェアが見つかれば、食事の時間がより豊かで楽しいものになるでしょう。ぜひこの記事を参考に、自分のライフスタイルやインテリアに合ったダイニングチェアを選んでみてください。
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