散らかりがちな子供部屋の収納術!家具選びから片付けのコツ

2024.10.11

小さな子供たちにとって、自分の部屋はくつろぎの空間であると同時に、無限の可能性を秘めた冒険の場でもあります。

しかし、おもちゃや絵本、学用品などがごちゃ混ぜに散らかっていると、せっかくの楽しい時間が台無しになりかねません。

そこで今回は、子供部屋の片付け方や収納アイデアをご紹介しながら、楽しく整理整頓できる工夫についてお話していきます。

おすすめの子ども向けの収納家具もご紹介していますので、参考になれば幸いです。

子供部屋の散らかりに悩む理由

子供部屋が散らかる理由は、さまざまな要因が影響しています。ここでは、主な理由をいくつか見ていきましょう。

絵本を読む子供

子供の成長と物の増加

子供が成長するにつれて、おもちゃや衣類に加え学校で使う教科書や文房具など持ち物がどんどん増えていきます。特に幼少期は、好奇心からちょっとした小物(子供にとっては宝物)を貯め込んでいくことが多く、結果的に部屋が散らかりやすくなります。

また、成長と共に必要なものが増える一方、サイズが合わなくなった子供服など使わなくなるものも増えていくため、整理整頓が追いつかなくなっていきます。

子供部屋は収納スペース不足

子供が小さいうちは兄弟で一部屋だったりするため、子供部屋は整理に必要なスペースに限りがあるケースも多くみられます。タンスやクローゼットも共有すると足りなくなり、散らかる要因となります。

収納が少なければ、物を適切に整理することが難しくなり、結果として部屋全体がごちゃごちゃしてしまいます。

また、収納家具があっても子供では手が届きにくい高さにあるなど使いにくい場合は、片付けることを嫌がることもあります。

子供は片付けの習慣が未熟

子供はまだ片付けの習慣が身についていない場合が多く「片付けなさい」と言われても、その意味を理解できていなかったり、どのように片付ければよいのか分からなかったりします。

そのため、親から指示を正しく判断できず、自己流で行ううちに散らかってしまうのです。

遊びの場としての魅力

子供部屋は、遊びを楽しむスペースでもあります。そのため「遊び→散らかす→片付け」のサイクルを習慣にしたいところですが、片付けることの楽しさや充実感を感じずられずにいる子供も多くいます。

遊びが終わった後、片付けの面倒さを感じてしまう場面も多く、その結果、部屋が散らかってしまうのです。

外からの影響

友達を呼んだときや、親戚が遊びに来たときなど、外部の影響によっても部屋が散らかることがあります。おもちゃを広げて遊んだり、さまざまな物を出したりすることで、片付ける暇もなく散らかってしまうことが多いです。

これらの要因が重なり合うことで、子供部屋は簡単に散らかりやすくなります。散らかりの原因を理解することで、より良い対策を考えることができるでしょう。

子供の目線に合わせた収納家具の選び方

子供の成長を支えながら、快適な住環境を整えるためには、子供の視点に基づいた収納を意識することが重要です。以下のポイントを参考に、子供が自分で片付けを楽しみやすい収納家具を選びましょう。

子供部屋の本棚
収納場所におもちゃを一緒に飾るなどすれば子供が楽しく収納できます。

子供がアクセスしやすい高さを考慮

子供部屋の収納家具は、子供が手の届きやすい高さに設置する必要があります。高い位置から物が落下する危険もあるため、適切な高さは安全面からも重要です。

棚や引き出しが子供の身長にマッチすることで、出し入れがスムーズになり子供でも管理がしやすくなります。

自分で状況を把握できるようになれば、自然と片付けを日常の習慣にすることができるでしょう。

収納内容を一目で把握できるデザイン

中身が見える収納を選ぶと、どこに何を仕舞えばよいか分かりやすくなるため、子供が片付けをしやすくなります。

オープンシェルフや透明のケースなどを利用すると、仕舞う場所が一目瞭然であると同時に、必要な物をすぐに見つけ出しやるくなり「どこにしまったのか分からない」という煩わしさも解消します。

子供でも使い方が簡単

引き出しや扉が簡単に開閉できるデザインを選ぶことも欠かせません。

子供が少ない力で開けることができる収納を選択することで、アイテムの取り出しや片付けが楽になります。

複雑な操作が必要だったり、開け閉めに子供の力では足りないような収納では、片付ける途中で諦めてしまいます。できるだけシンプルで使いやすいものを選ぶことで、子供の自発的な整理能力を引き出しましょう。

子供部屋の中で定位置を決めておく

物の置き場所を明確にすることが、子供の整理整頓能力を育てます。

各収納場所に「どのアイテムを収納するか」を具体的に決めることで、子供は自分の持ち物の置き場所を理解しやすくなります。

視覚的にわかりやすくするためにラベルやイラストを使うと、さらなる効果が期待できるでしょう。

子供が興味を持つデザイン

子供が楽しめるデザインやカラフルな色使いも大切です。お気に入りのキャラクターや色を取り入れた収納家具は、子供部屋への愛着が増し、子供自身が片付けに励む気持ちを高めます。

このように、子供の視点に基づいて収納家具を選ぶことで、片付けがより楽しくなり、快適な子供部屋を実現することができるでしょう。

おもちゃや本の収納アイデア

子供部屋をすっきりと保つためには、遊び道具や日用品を上手に収納することが大切です。ここでは、実用的かつ魅力的な収納アイデアを紹介します。

ランドセル置き場としても使える子供用ハンガー
ランドセルなど毎日使うものは決まった場所に置いておくと自然とそこに片付けるようになります。

カラーボックスを活用したおもちゃ収納

カラーボックスは、子供の目の高さに合わせて使える優れた収納アイテムです。

縦に置いても横に置いても使えるため、部屋のレイアウトに応じてアレンジができて便利です。特に、横に置いた場合は、低い位置に収納できるので、幼児や低学年の小学生でも自分でおもちゃを取り出しやすくなります。

カラーボックスの中に収納カゴなども併用すれば、棚から物が溢れづらくなるため部屋が散らかるのを防げます。

絵本は見せる収納で楽しく

幼少期は絵本が好きな子供も多いでしょう。しかし、書籍類は数が増えると収納場所に困る代表的なアイテムです。

どうせ綺麗に片付けることが難しいのであれば、ただ絵本を片付けるのではなく「見せる収納」にすることで、子供の興味を引くインテリアにしてしまいましょう。

表紙が見えるように並べ方を工夫すると、子供が自分で選びやすくなります。例えば、マガジンラックや壁掛けの飾り棚を利用することで、お気に入りの絵本を子供の目に留まりやすい位置にディスプレイできます。これにより、読書の習慣も自然に育まれるでしょう。

絵本などが飾れる棚がついたベッドもあります。

子供部屋の難所・おもちゃ箱の工夫

おもちゃは日に日に数が増えるだけでなく、遊び道具としてあちこちに持ち出すため、子供部屋が乱雑になる大きな要因です。

なんとか使った物を元にあった場所へ戻してもらえるよう、おもちゃ箱は子供の好きなデザインや色を試してみるとよいでしょう。好きなキャラクターの箱などは子供の目に留まりやすいので、そこに仕舞うことを教えてあげることで、遊び終わったおもちゃを元の場所に戻す習慣が身に付くでしょう。

兄弟で共有するおもちゃや個人のおもちゃは別の箱に分けておくと、整理整頓がしやすくなります。

フタ付きの箱を使う場合は、簡単に開け閉めできるタイプを選ぶことで、子供が諦めずに片付けをする際のサポートになります。

ランドセルなど学用品の専用収納を用意

学校に通うようになるとランドセルや教科書の置き場も必要になります。おもちゃと学用品が混ざっていると物を紛失する原因にもなるため、学用品は専用の区画を設けたほうがよいでしょう。

教科書や文房具を一緒に収納できるラックや机があれば、子供自身におもちゃと学用品を分けて整理することを促すことができます。

ランドセルのように使う頻度が高いものはランドセルラックに置くという習慣ができると、忙しい朝の準備がスムーズになり忘れ物もしにくくなります。

子供の背丈に合わせたキッズハンガーもあります。ランドセルの定位置としても重宝します。

子供が自分で片付けられる工夫

子供に片付けを楽しい習慣として身につけさせるためには、遊び心を伴った工夫が不可欠です。ここでは、実際に活用できるさまざまなアイデアをご紹介します。

子供部屋にあるぬいぐるみの家
おもちゃの置き場所を楽しくデコレーションすれば子供の興味を引くことができます。

楽しいストレージボックスの利用

子供が喜んで片付けるためには、魅力的な収納家具を選ぶことがポイントです。

鮮やかな色合いや、お気に入りのキャラクターが描かれた収納ボックスを取り入れることで、視覚的な楽しさを体験させることができます。

収納ボックスの外側におもちゃの絵や写真を貼り付けておくと、どのアイテムをどこに入れればいいのかが分かりやすくなり、子供が片付けやすくなります。

片付けは子供だけでなく親子で楽しく

子供が片付けをしたくないと感じるのは、義務感が強いからです。そこで、片付けにゲーム要素を取り入れてみるのも一つのアイデアです。

「タイマーを使って、どれくらいの速さでおもちゃを片付けられるか挑戦しよう!」と提案することで、楽しさを感じながら片付けができるようになります。ルールを設定して、親子で競い合うことで、片付けがワクワクするアクティビティに変わります。

“おもちゃの故郷”を設定する

ぬいぐるみや人形で特に有効な方法として、片付けを「おもちゃの故郷に戻す」というイメージを持たせてみるのも効果的です。

遊び終わったら、おもちゃを必ず故郷(元の場所)に戻す習慣を促すことで、自然と片付けが身につきます。

収納スペースをおもちゃの家のようにデコレーションすることで、そこがおもちゃの帰る場所だと認識されやすくなります。親子で一緒におもちゃの家を作ってみるのも楽しいでしょう。

子供に合った収納の高さ

子供の成長に合わせた収納スペースの見直し・再設計も大切です。

子供自身の手が届く範囲に収納を置くことで片付けやすくなりますが、年齢によって高さが変わるため年に一度は見直しましょう。

子供の成長に備えて、高さ調整が可能な家具を選んでおくと長期間利用できるため経済的です。

また、よく使う物は低い棚に入れておくほうが、片付けを行う意欲を引き起こすことができます。

片付けの目印の活用

兄弟姉妹がいる場合には、特定の色やマークで自分の物を分ける方法も効果的です。

それぞれの子供に担当する色を決めることで、「これは私のもの」と認識しやすくなります。おもちゃや書籍など、各アイテムに識別のための目印を付けることで、それぞれの管理もスムーズになります。

これらのアイデアを実践し、子供が自分で楽しんで片付けをできるような環境を整えていきましょう。

おしゃれで楽しい子供部屋のインテリアコーディネート

子供部屋は、子供たちが成長し、遊び、学ぶための大切な空間です。おしゃれで楽しいインテリアコーディネートは、子供の想像力を刺激し、居心地の良い環境を提供します。以下では、魅力的な子供部屋を作るためのポイントをご紹介します。

海をモチーフにした子供部屋のコーディネート
カラーやモチーフを統一すると子供部屋がアミューズメントになります。

子供部屋の色選び

子供部屋の色を選ぶ際は、明るく楽しい色合いを取り入れると良いでしょう。

たとえば、パステルカラーやカラフルなアクセントを加えることで、遊び心あふれる空間が生まれます。

ただし、おもちゃや道具が多い子供部屋では壁の色をシンプルにすると全体のバランスが整うため、乱雑な印象が軽減されます。

テーマ性を持たせる

子供部屋にテーマを持たせることで、一貫性のあるデザインが生まれます。

例えば、「海」をテーマにした部屋では、青い壁紙や波の模様のカーテン、魚や貝殻のデコレーションを取り入れると、まるで海の中にいるような感覚を楽しめます。

このように、子供が興味を持つテーマを設定することで、インテリアにストーリーが生まれ、より楽しい空間になります。

デコレーションで子供の個性を表現

子供の個性と部屋がマッチすることで居心地が良い空間になります。子供部屋を好きな物でデコレーションしてみるとよいでしょう。

子供たち自身が好きなキャラクターや趣味に合わせたアート作品を飾ったり、自作の絵画やクラフトを壁に貼ったりすることで、オリジナリティあふれる空間が完成します。

デコレーションの際は簡単に剥がせる粘着物を使用すれば、気軽に模様替えも楽しむことができます。

子供の興味を引いて楽しく片付け

子供部屋の整理整頓は大変な課題ですが、子供の成長や興味関心に合わせたアプローチによって、子供自らが楽しみながら片付けられるようになります。子供が興味を持ってくれるよう、時には親子で収納場所をDIYしてみるのとよいでしょう。

収納家具の選び方や遊び心を取り入れた収納アイデア、子供のペースに合わせた工夫によって、子供部屋を快適で魅力的な空間に変えていきましょう。子供との対話を大切にしながら、段階的に取り組んでいくことが重要です。

楽しくおしゃれな子供部屋は、子供の成長を支える大切な場所となるでしょう。

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