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寒い冬は、家族や友人とこたつを囲んで過ごすのが最高の至福のひとときです。しかし、自分に合ったこたつを選ぶのは意外と難しいものです。
買った後で「思ってたより小さかった……」など困らないよう、購入前にサイズ・形状・脚やヒーターの種類など、こたつに関する知識を押さえておきましょう。
今回は、快適なこたつライフを送るための選び方のポイントを詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
こたつの形状と選び方のポイント
こたつを選ぶ際には、その形状が非常に重要な要素となります。形によって使い心地や室内の印象が大きく変わるため、しっかりと検討することが大切です。
ここでは、さまざまな形のこたつについての特長を詳しくご紹介します。
長方形のこたつ
特徴
長方形のこたつは、最も一般的なスタイルです。多くのデザインが揃っており、複数人で座るシーンにぴったりです。広い天板を持っているため、食事や作業を行うのに非常に便利です。
おすすめ
友人や家族との集まりに最適で、2名以上での利用に向いています。さまざまなサイズが用意されているため、部屋に合わせた選択が可能です。
正方形のこたつ
特徴
正方形のこたつは、そのコンパクトさが魅力です。特に一人暮らしや部屋が狭い方に最適です。四隅に脚が位置しているため、自由に配置できるのもポイントです。
おすすめ
個人的なスペースが必要な場合や限られた部屋での使用を考えているなら、正方形のこたつが特に便利です。幅が約80cmのものは、カップルや友人との二人掛けにも適しています。
円形のこたつ
特徴
長方形や正方形のような角がないため、円形のこたつはリラックスした雰囲気を作ることができます。座る位置が自由というメリットもあり、家族みんなが集まるシーンにふさわしいデザインです。
注意点
ただし、天板の広さが限られるため、広い空間を必要とする場合は選び方に注意が必要です。特に、食事を複数人でする際には、そのサイズ感を考慮しましょう。テレワークや趣味の作業をする場合も、物が置けるスペースが少ないと感じるかもしれません。
ダイニングこたつ
特徴
ダイニングこたつは、一般的なダイニングテーブルにこたつのヒーターをプラスしたタイプです。テーブルの高さがあるため、立ち上がりやすく座りやすさが特徴です。
おすすめ
特にお年寄りにとっては、足腰に優しい選択肢です。普通のこたつとは合わせにくいソファや椅子でも、座ったまま足元を温めることができる利便性が高さがポイントです。
こたつの最適なサイズ(人数別)
こたつを選ぶ際は、使用人数に合ったサイズを考慮することが不可欠です。ここでは、利用人数に応じたこたつのサイズを具体的に紹介します。
1~2人向けのこたつサイズ
一人暮らしやカップルでの使用におすすめの天板サイズは以下のとおりです。
- 長方形:
- 75cm x 60cm
- 90cm x 60cm
- 正方形:
- 75cm x 75cm
- 80cm x 80cm
- 円形:
- 直径80cm
これらのサイズは限られたスペースにもフィットしやすい小さめなタイプになります。
1人暮らしの場合は、75cm幅の天板であれば使用するには十分なため、使い勝手とコンパクトさのバランスが非常に良いサイズです。
ご夫婦など2人暮らしの場合は、80cm幅以上の天板サイズを選ぶ方がよいでしょう。
2~4人用のこたつサイズ
家族や友人たちと過ごすシーンに適したこたつは、幅が1m以上のサイズを選ぶのが理想です。
- 長方形:
- 105cm x 75cm
- 120cm x 80cm
- 135cm x 80cm
- 正方形:
- 90cm x 90cm
- 円形:
- 直径100cm
- 直径105cm
このサイズであれば、4人が食事やボードゲームを楽しむ際にちょうど良い広さを確保できます。特に120cm以上のサイズは、快適に座れるのでおすすめです。
4~6人用のこたつサイズ
家族が多いご家庭や、大人数での集まることがよくある場合は、広めのこたつが必要不可欠です。
- 長方形:
- 150cm x 80cm
- 180cm x 90cm
- 円形:
- 直径120cm
これらのサイズは広々としたリビングに適しており、150cmの長方形こたつは4人以上の来客にも十分対応可能です。この選択により、集まりが多い時でも余裕を持って楽しむことができます。
こたつサイズの推奨一覧
最適サイズを一覧にしてみました。快適なこたつライフを楽しむため、購入時の参考になさってください。
使用人数 | 長方形サイズ | 正方形サイズ | 円形サイズ |
---|---|---|---|
1~2人 | 75cm x 60cm、90cm x 60cm | 75cm x 75cm、80cm x 80cm | 直径80cm |
2~4人 | 105cm x 75cm、120cm x 80cm、135cm x 80cm | 90cm x 90cm | 直径100cm、直径105cm |
4~6人 | 150cm x 80cm、180cm x 90cm | – | 直径120cm |
こたつ布団のサイズ
せっかく良いこたつを買っても、掛け布団と敷き布団のサイズが適切でなければ快適に使うことはできません。こたつ本体のサイズだけでなく、こたつ布団のサイズ目安についても買う前に知っておきましょう。
掛け布団
こたつの天板サイズに対して少なくとも100~120cmの余裕を持たせるのが理想的です。
あまり部屋のスペースが広くない場合は、布団の広がりが少ない省スペースタイプの掛け布団を選ぶとよいでしょう。
敷き布団
天板サイズに100cmを加えたサイズを基準にしましょう。
こたつの脚とヒーターの種類
脚とヒーター次第で快適さや利便性が変わるため、ここもこたつ選びでは大事なポイントです。
ここでは、こたつ脚とヒーターの種類をご紹介します。
こたつ脚のタイプ
固定式の脚
固定式脚は、こたつの伝統的なスタイルであり頑丈さが特徴です。この脚はしっかりとした安定感があり、長期間利用したい場合に最適です。
固定脚とはいえ、ほとんどの商品で脚は取り外せるようになっていますので、オフシーズンには収納することができます。それでも、テーブルの収納はそれなりの場所を占めるため、あらかじめ収納場所は確保しておきましょう。
また、脚の付け外し用に専用の工具が付属している場合がありますので、紛失しないように保管しましょう。
収納で悩みたくないのであれば、春夏はこたつ布団を外して普通のテーブルとして使えるタイプがよいでしょう。
デザイン性の高いこたつも多くありますので、ぜひお気に入りのテーブルを探してみてください。
折りたたみ式の脚
折りたたみ式脚は、使用後に簡単に収納できるため、スペースを有効に活用したい方にお薦めです。脚を畳むと省スペースになる製品が多く、ちょっとした隙間に収納できるといったメリットがあります。
特に一人暮らしや小さな部屋の場合など、シーズンオフにスムーズに収納できる点が魅力です。引っ越しや模様替えを頻繁に行うという方にも向いています。
高さ調整できる脚
継脚を付け外しすることで、テーブルの高さ調整が可能なタイプもあります。
座り方に合わせて調整できるため、座椅子で使う時と、ソファで使う時、ダイニングテーブルとして使う時など、使うシーンに応じて高さを変えられるというメリットがあります。
「ダイニングで食事している時に足が寒い!」といったケースが主な用途になりますが、引っ越しでダイニングスペースが無くなってしまった時には脚を低くしてリビングに転用する、といったことが自由にできるため幅広い用途が期待できます。
ヒーターの種類
ヒーターは後で取り換えることができないパーツです。買う時になんとなくで選んでしまうと「全然温まらない……」「思ってたより熱い!」といったことがあります。
自分に合った温かさは快適性に直結しますので、こたつのヒーター選びも非常に重要です。
ここでは、主要なヒーターの種類をご紹介します。
薄型ヒーター(フラットヒーター)
薄型ヒーターはスリムなデザインで、足元のスペースを最大限に活用できます。温まり方は均一であるものの、少し時間がかかるため、長時間じんわりと使いたい方に向いています。
他のヒーターと比較すると温まり方は弱めですが、その分省エネ性能に優れています。
ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは即暖性に優れ、すぐに温かくなる点が特徴ですので、強い暖かさを好む方におすすめです。
電力消費が大きいので、長時間使用する場合は他のヒーターに比べコスト面が高くなりますが、こたつ自体がエアコンより省エネな暖房器具ですので、適度な使い方をしていれば電気料金に驚くようなことはないでしょう。
石英ヒーター
昔ながらのこたつで見る赤く光るヒーターが石英ヒーターです。
遠赤外線を放出することで、身体の芯から効率よく温める効果があります。
以前はヒーターユニットが大型でしたので足がぶつかることがありましたが、最近のモデルは石英管ヒーターでもかなり薄型になっています。
価格も比較的安価ですが、他のヒーターに比べ温まるのに時間が掛かることが難点といえます。
最適なこたつの選び方まとめ
こたつ選びは快適な冬を過ごすための重要な要素です。
快適に使用するには、形状、サイズ、脚、ヒーターのどこに重点を置くのかを購入する前によく検討しておきましょう。特に、部屋のスペースや使用人数に合わせたサイズ選びは大事です。
長く使えるよう保証やアフターサービスにも目を向けておくとよいでしょう。
自分に合ったこたつを見つけて、寒い季節を温かくお過ごしください!