犬用ベッド・ソファの選び方 – ペットが寛げる場所を作ろう

2025.01.15

犬や猫といったペットも大切な家族の一員ですので、快適な環境を用意してあげたいものです。

ワンちゃんにとって犬小屋は、落ち着ける場所として健康や精神の安定に重要な役割を果たします。とはいえ、室内飼いで小屋を用意するのは難しいので、犬用のベッドやソファを代わりにしてみるのはいかがでしょうか。

今回は、中型犬や小型犬向けに室内ペット用のベッドやソファの選び方についてお話します。室内に置くインテリアですので、デザインにもこだわってみましょう!

ソファに座る柴犬

犬用ベッド・ソファのサイズの選び

大型犬に向いたベッドやソファとなると人間が使うものと同じになってしまうため、今回は小型犬・中型犬専用の家具について話を進めていきます。まずは、基本となるサイズ選びの考え方をみていきましょう。

犬の体格に合った幅や奥行を選ぶ

犬用のベッドやソファは、リラックスして体を伸ばせる大きさを基準にを選びましょう。犬が丸まったり、伸びたりしてもはみ出さない広さが必要です。

小型犬向けのサイズ
チワワ、ポメラニアン、トイプードルなどの小型犬は30cmから50cm程度の幅や奥行が目安です。

中型犬向けのサイズ
柴犬、フレンチブルドッグ、ビーグルなどの中型犬には50cmから80cm程度の幅や奥行がおすすめです。

犬の年齢にも注意

子犬は成長が早く体型が変化しやすい時期のため、少し大きめのベッドを選びましょう。成犬になったときに丁度良いサイズを想定しておくと、長く使うことができます。

ただし、子犬の頃は大きいサイズのベッドやソファだと安心できないこともありますので、初めは小さいサイズで慣れさせた後、成長に合わせて大きいサイズに買い換えるのも有効な手段です。

犬の体調も考慮した高さ選びも重要

高齢などが原因で足腰に問題のある犬には高さが低いものが良いでしょう。ジャンプが必要なほど高いものは負担が大きくなり、降りる際に怪我をする可能性もありますので避けましょう。

ベッドを見上げる犬
登る位置が高いと小型の犬は途方に暮れてしまうことがあります。

犬用ベッド・ソファの素材の選び

通気性の良い素材で体温調節

犬は体温調節を下げることが苦手なため、エアコンの効いた室内でも熱中症になることがあります。

特に夏場は注意が必要なため、綿やメッシュ素材といった通気性が良く蒸れない素材のベッドやソファを選んであげましょう。コットン製は、夏用というよりはオールシーズン使えるタイプといえます。

冬の寒い季節が長い地域では、暖かい生地が使われているタイプもよいでしょう。保温性のあるフリースやボア素材であれば、暖かく快適に眠ってくれます。取り外し可能なカバーがついているものは、季節ごとに使い分けができて便利です。

冬用のベッドやソファを別途用意できなくても、毛布やブランケットを敷くことで対応できます。ネットで調べてみると、使い古したダウンジャケットをペット用のベッドに転用するなど、ユニークな方法もあるようです。

安全性の高い素材かを確認

ペットが毎日使うものである以上、健康を害する素材や加工が施されていないかどうかの確認は重要です。

抗菌加工されている製品や、口に入っても安心な植物由来の接着剤を使用している製品などありますので、購入する前に記載されている内容をしっかり読んでおきましょう。

当店で取り扱いしているペットソファは動物に優しい加工がされています。

元気な犬なら耐久性も考慮

それなりに体重のある中型犬や噛む癖のある犬の場合は、丈夫な素材を選んだ方が長持ちします。ナイロンやキャンバス生地が使われているものは耐久性に優れているのでオススメです。

ナイロン製であれば水分をはじくため汚れても掃除がしやすく、キャンパスのような布製品の中には洗濯機で洗えるようなタイプもあります。

犬の性格で形状やデザインを選ぶ

ベッド型

木製すのこベッド 小型犬・猫/ペット用
人間用ベッドのミニチュアのようなかわいいデザインです。

フラット型のベッドは、体を伸ばして寝たい犬にとって理想的です。家族の顔が見えるのも、人が大好きなワンちゃんにとって安心材料になります。

オススメできるケース

  • 人前でもリラックスした体勢をとれる温厚な性格の犬
  • 家族が見えないと不安になる寂しがりやな性格の犬
  • 高齢犬や関節に問題を抱える犬(適度なクッション性がサポートになる)

ソファ型

ペットソファ 犬 猫 国産 【Chianti】キャンティ
ソファ型はおしゃれなデザインのものが多くカラーバリエーションも豊富なのが特徴です。

人間のソファで言うところの肘掛けが側面にあり、犬が顎を乗せたり頭を乗せて寝ることができるデザインです。オススメできる性格はベッド型とあまり変わりませんが、インテリアとしてのデザイン性が高い製品が多くあります。

オススメできるケース

  • 自分を包み込まれるような感覚を好む犬
  • 家族が見えないと不安になる寂しがりやな性格の犬
  • ペット用品もインテリアの一部としてコーディネートしたい方

↓↓↓室内用ペットソファの一覧はこちらに掲載しています。↓↓↓

屋根付き型

室内テント 小型犬・猫/ペット用

屋根が付いたデザインで、犬が安心感を感じる空間を提供します。犬小屋に近い使い方をしたい場合に向いています。テント型・ドーム型・ボックス型などさまざまな形状があります。

オススメできるケース

  • 臆病で来客時など物陰に隠れる性格の犬
  • 雷などの騒音といった外的要因から逃れたい犬
  • おもちゃなど自分のお気に入りを隠したい性格の犬

ハンモック型

室内ハンモック 小型犬・猫/ペット用

元気で活発、物怖じしない性格の犬であればハンモック型もよいでしょう。ふわふわした感触が、寝床にも遊び場にもなります。通気性が良いため、夏場の体温調整にも有効です。

犬用ベッド・ソファの設置場所

犬が安心して休める場所にベッドを設置することは、とても重要です。

気難しいタイプの子であれば、生活音が少なく着ける場所が理想です。家族と過ごすのが大好きな子や臆病な子は、リビングなど飼い主との距離が近い場所であれば安心感が増します。

犬は体温調節が苦手な動物ですので、特に気温の高い季節は直射日光が当たらない場所にしましょう。エアコンで温度管理できるか、風通しの良い場所であることも夏場は重要です。

ワンちゃんは大好きな人がいると安心しますので顔が見える場所に設置するといいかもしれません。

犬用ベッドの交換時期とサイン

長期間使用すると、ベッドはへたりや汚れが目立つようになります。安全性にも関わりますので、以下のサインが見られたら交換を検討しましょう。

へたり
クッション性がなくなり、硬さを感じるようになると肌や関節に負担が掛かりますので、身体に問題があったり高齢な犬では注意が必要です。

破れ
犬が噛んだり、経年劣化でほつれている部分があれば買い替えのサインです。特にハンモック型では生地が破れて落下する危険性もあります。

汚れ
手入れをしても取れない汚れや臭いがあると、リビングなど人が集まる場所に置きづらくなります。犬の場合、体臭が付きやすいため、動物用の消臭スプレーで定期的にお手入れすると長持ちしやすくなります。

犬用ベッド・ソファは個性に合わせよう!

犬小屋を用意してあげたくても、室内ではなかなか難しいものがあります。それでも、ワンちゃんが健やかに過ごせる場所を作ってあげたいものです。そんな時は、ペット用のベッドやソファを検討してみてください。

サイズや形状の選び方は、犬の体形や年齢、性格によって考慮すべき項目がたくさんあります。何が最適か、どういったものを好んでいるか、日頃から愛犬を観察しておくとよいでしょう。

ぜひ、ワンちゃんの個性に合った寛ぎ場所を用意して、幸せなペットライフをお楽しみください!

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