失敗しないマットレスの選び方

2025.04.17

はじめに

マットレス選びに失敗してしまう一番の原因は、「なんとなく」で選んでしまうことです。「安かったから」「見た目が好みだったから」といった理由だけで選ぶと、実際に寝てみたときに「体に合わない」「寝心地が悪い」などのトラブルが起きがちです。

マットレスは毎日使う寝具であり、私たちの睡眠の質を大きく左右する重要なアイテムです。それにもかかわらず、見た目や価格だけで選んでしまう方が多く、結果的に「寝ても疲れが取れない」「腰が痛い」「熟睡できない」といった問題を抱えてしまいます。

本ページでは、初心者の方にもわかりやすく、マットレス選びの基本を「種類」「硬さ」「寝姿勢」「サイズ」「価格帯」の5つの観点から徹底解説します。図解付きの参考ポイントや、当店の選びやすさの工夫もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ステップ1:マットレスの種類を知る

マットレスにはさまざまなタイプがありますが、主に「スプリングタイプ」「ウレタンタイプ」「網状構造体タイプ」の3つに分けられます。
ここではそれぞれのメリット・デメリットを整理します。

マットレス内部素材

スプリングタイプ

ポケットコイル

独立したコイルが体を点で支える構造。体圧分散性に優れ、振動も伝わりにくく2人使用にも最適。

  • メリット:体を点で支えるため体圧分散に優れ、寝返りもスムーズ。揺れが伝わりにくく、パートナーと使う場合も快適。
  • デメリット:重量があるため、移動にやや手間がかかる。
  • おすすめ:寝返りが多い方、横向きに寝る方、2人で使う方。

ボンネルコイル

コイルが連結されており、面で体を支える。硬めの寝心地が特徴で、価格も手頃。

  • メリット:面でしっかり体を支えるため、硬めの寝心地が好みの人に合う。価格も比較的リーズナブル。
  • デメリット:振動が伝わりやすく、2人使用にはやや不向き。
  • おすすめ:硬めの寝心地が好きな方、仰向け寝中心の方。

ウレタンタイプ

高反発ウレタン

体を押し返す力が強く、寝返りがしやすいのが特徴。負担を軽減したい方や、朝すっきり目覚めたい方に最適。製品によって通気性に差があるため、夏場のムレが気になる方は通気性の高いモデルを選ぶと◎。

  • メリット:体を押し返す力が強く、自然な寝返りを促進。腰への負担が少なく、姿勢が崩れにくい。
  • デメリット:製品によって通気性が劣る場合がある。
  • おすすめ:コスパ重視の方、寝返りする方。

低反発ウレタン

体にぴったりフィットし、包み込まれるような感覚。リラックスした睡眠時間を求める方におすすめ。寝返りがしづらい傾向があるため、寝姿勢が固定しがちな方に向いています。

  • メリット:フィット感抜群で包み込まれるような寝心地。音も静か。
  • デメリット:体が沈みすぎる場合があり、寝返りがしづらい。
  • おすすめ:柔らかい寝心地が好きな方、静かに眠りたい方。

網状構造体タイプ(ファイバー系)

ファイバーマットレス

ポリエチレンなどの樹脂を網目状に絡めた構造。水洗いできて通気性抜群、反発力もあり寝返りがしやすいのが特徴。湿気が気になる方や衛生面を重視したい方におすすめです。

  • メリット:樹脂素材を網状に構成しており、通気性が非常に高く、水洗いも可能。高反発で寝返りもスムーズ。
  • デメリット:やや価格帯が高めで、好みに合わない場合も。
  • おすすめ:蒸れが気になる方、衛生面を重視する方、小さなお子様がいる家庭。

ステップ2:自分に合った硬さは?


マットレスの硬さは、「柔らかいほど良い」「硬ければ腰に良い」といった単純なものではありません。体重や寝姿勢によって適切な硬さが異なります。

体重別の目安

  • 〜60kg:柔らかめ~やや柔らかめ(硬すぎると体が浮く感じになる)
  • 60〜80kg:中間〜やや硬め(多くの人にフィットする標準的な硬さ)
  • 80kg以上:硬め(沈み込みすぎを防ぎ、正しい姿勢を保つ)

寝姿勢別の目安

  • 仰向け:中間〜やや硬め(腰をしっかり支えることが大切)
  • 横向き:やや柔らかめ(肩が沈むことで背骨がまっすぐになる)
  • うつ伏せ:やや硬め(腰の反りや首への負担を軽減)
体型\寝姿勢仰向け寝横向き寝うつ伏せ寝
軽い体型(〜60kg)柔らかめ~やや柔らかめ柔らかめ
肩が沈みやすい構造が◎
中間〜硬め
標準体型(60〜80kg)中間〜やや硬めやや柔らかめやや硬め
重い体型(80kg以上)硬め中間〜やや硬め硬め

当店ではすべてのオリジナルマットレスに「硬さゲージ」を表示し、初心者でも比較しやすくしています。サイトではタイプ別に硬さチャートを表示しております。

ステップ3:寝姿勢に合ったマットレスを選ぶ


正しい寝姿勢とは、立っている時の背骨のカーブを保ったまま眠る姿勢のこと。マットレスが硬すぎると背中が浮いてしまい、柔らかすぎると腰が沈み込みすぎます。体圧分散性に優れたポケットコイルや高反発ウレタンマットレスは、自然な寝姿勢をサポートします。

寝姿勢のイラスト

仰向け派におすすめのマットレス

背中・腰・お尻の3点にバランスよく体圧がかかる仰向け寝。反発力のある中〜やや硬めのマットレスを選ぶと、背骨の自然なS字カーブを維持しやすくなります。

横向き派におすすめのマットレス

肩や腰がマットレスに沈む必要があるため、柔らかさが一定以上必要です。ポケットコイルやゾーニング設計されたマットレスなら、肩まわりがしっかり沈んでくれます。

うつ伏せ派におすすめのマットレス

腰の反りを抑えるため、やや硬めの反発力が必要です。ただし首に負担がかかる姿勢でもあるため、できれば横向きや仰向けへの寝返りがしやすいマットレスを選ぶと安心です。

近年注目のゾーニング設計

近年注目されているのが「ゾーニング設計」のマットレスです。これは、体の部位ごとに硬さを変えて設計されており、肩や腰にかかる負担をさらに軽減する構造になっています。

特に、腰痛を抱える方や横向き寝の多い方には、ゾーニング構造があるモデルを選ぶことで、より自然な寝姿勢を保ちやすく、負担を分散しやすくなります。

当店では、以下のゾーニング設計モデルをご用意しています:

ゾーン構造のイラスト
  • 3ゾーンモデル:肩・腰・脚に分けたベーシックな構造。寝返りのしやすさと安定感のバランスに優れています。
  • 7ゾーンモデル:より細かく体の部位に対応した構造で、体圧を精密に分散し、長時間でも快適な寝姿勢をキープします。

ゾーニング設計は、単なる快適性だけでなく、健康的な睡眠姿勢の維持にも効果的です。

ステップ4:サイズを間違えない


マットレスのサイズは寝心地だけでなく、搬入経路や設置スペースにも影響します。購入前にサイズ確認は必須です。

マットレスサイズアイコン
サイズ用途の目安
スモールセミシングル80cm狭い部屋やお子さま用、二段ベッドなどに
セミシングル90cmスリムな一人用、2台並べてファミリーにも
シングル97cm一人暮らし・省スペース向け
セミダブル120cm一人でゆったり寝たい方に
ダブル140cm2人で使うにはやや狭め
クイーン160cmゆったりしたペア利用に
キング180cmファミリーでの利用にも対応

ロール梱包タイプなら、コンパクトにお届けでき搬入もスムーズ!当店オリジナルマットレスは、全てロール梱包タイプとなります。

ステップ5:価格と性能のバランスを考える

価格帯の目安と選び方

  • 〜2万円台:必要最低限の性能。来客用や引っ越し直後の仮使用、短期利用におすすめ。
  • 2〜3万円台:日常使いに最適。体圧分散・通気性・硬さバランスが良好。
  • 3万円以上:高密度コイルや多層構造、ゾーニング設計などで快適性・耐久性が抜群。腰痛対策にも。

当店の強み:価格を抑えながらも快適な寝心地を追求した、独自開発マットレス(オリジナルアイコンが目印)を多数取り揃えています。

よくある失敗とその対策(実例つき)

  • 柔らかすぎて体が痛いAさん → 高反発ウレタン+ポケットコイルで改善
  • セミダブルが部屋に入らないBさん → ロール梱包タイプで解決
  • 直置きでカビが発生したCさん → すのこベッド+除湿シートで再発防止

スタッフおすすめ!人気マットレス3選(タイプ別)

【エレガント】 ポケットコイルマットレス 『エクセレント』コンプリート

寝返りしやすくヘタりにくい。

2層ポケットコイルマットレス アンサンブルポケットコイルマットレス

包まれるような寝心地。静音性◎。

【ラグジュアリ】ポケットコイルマットレス 『エクセレント』ナノテック

高密度ポケットコイル1200個超。腰をしっかり支える。

Q&A:購入前に気になること

マットレスは、単なる寝具ではなく、睡眠の質を左右する「健康機器」のような役割を果たします。

理想的なマットレスを使うことで、寝返りがスムーズになり、寝起きのスッキリ感が大きく変わります。
肩こりや腰痛の軽減、疲労回復の効率アップにも繋がります。

一方、合わないマットレスを使い続けると、

  • 朝起きても疲れがとれない
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 日中ずっと眠くて集中できない

といった「睡眠負債」が蓄積されてしまいます。

だからこそ、“自分に合ったマットレス”を選ぶことは、健康や日常パフォーマンスにも大きく関わる重要な選択です。

よくあるご質問

  • Q. 子どもと一緒に寝るには?
    → キングサイズまたは、シングル2枚を並べた「ファミリーベッド」が人気です。
  • Q. 1万円台のマットレスって大丈夫?
    → 快適性や耐久性はやや劣りますが、短期利用や来客用なら問題ありません。
    毎日使うなら3万円台以上のモデルをおすすめします。
  • Q. 床に直接敷いてもいい?
    → 基本的にはNGです。通気性の確保のため、すのこベッド+除湿シートの併用を推奨します。
    直置きする場合は、週に1〜2回マットレスを立てかけて乾燥させることが重要です。
  • Q. 買い替えの目安は?
    → 一般的な使用年数は5〜10年です。中央の凹みや寝心地の変化を感じたら買い替えのサインです。

まとめ:あなたにぴったりの1枚を

マットレス選びは、「種類」「硬さ」「寝姿勢」「サイズ」「価格」の5つのポイントを押さえることで、大きな失敗を避けることができます。

このページでご紹介した内容を参考にすれば、ご自身に合ったマットレスが見つかるはずです。
自分の体型や生活スタイルに合った1枚を選ぶことが、良質な睡眠への第一歩です。

当店では、お客様の声をもとに商品開発・改善を重ね、初めての方でも安心して選べるマットレスを多数ご用意しております。

快適な睡眠環境は、毎日の健康と幸せの土台。
あなたにぴったりの1枚が、きっと見つかります。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください!

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