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インテリアを始め、建築物の照明やイルミネーションなどさまざまな場面で人気を集めている間接照明。
柔らかな光で包み込み落ち着いた雰囲気を演出してくれる間接照明は、単なる照明器具ではなくインテリアコーディネートの一部としてお部屋に取り入れる方が増えています。
今回は間接照明の魅力からおしゃれな配置・置き方、間接照明に関する様々な情報をお届けします。間接照明でおしゃれな空間を作り上げる秘訣を、一緒に学んでいきましょう。
1. 間接照明とは?
間接照明とは、部屋全体を優しく照らすための照明方法です。直接的に部屋を照らすのではなく、壁や天井、インテリアなどに光を反射させることで、部屋全体をほんのりと明るくします。
この間接照明は、まぶしさが抑えられるため目に優しい照明であり、落ち着いた雰囲気も演出できるため、部屋に優雅な雰囲気をもたらします。
間接照明には、様々な種類が存在します。以下に、主な種類を紹介いたします。
- コーブ照明: 天井に光を当てることで、天井が高く見える効果があります。この照明は、落ち着いた雰囲気の空間を演出するのに適しています。
- コーニス照明: 壁を照らすことで、部屋を広く見せる効果があります。部屋の広さを強調したい場合におすすめです。
- スタンドライト（フロアライト）: 部屋全体を柔らかく照らすための、縦に長くスリムな形状をした照明器具です。インテリア性が高く、おしゃれなデザインが特徴です。
- テーブルランプ（テーブルライト）: コンパクトなサイズ感で、テーブルやキャビネットの上に置くことができます。部屋の一部を明るく照らし、アクセントになります。
- スポットライト: 特定の箇所に光を集める照明器具であり、壁や天井に取り付けることや床や家具の上に置くことができます。光の方向を自由に変えることができ、物の際立たせや影の演出などに使用することができます。
間接照明は部屋の雰囲気や見え方に大いに影響を与えます。自分の好みや部屋のスタイルに合わせて取り入れる照明器具を選び、部屋の明るさや雰囲気を調整することが重要です。
また、スペースが狭い方が少ない器具で効果的に照らせることから、間接照明は一人暮らしの部屋に取り入れやすいインテリアコーディネートでもあります。
2. 間接照明のメリット
間接照明を取り入れることには様々なメリットがあります。以下にそのメリットを具体的にご紹介します。
2.1. 光の陰影が生まれ、おしゃれな空間に演出
間接照明を効果的に取り入れることで、光の陰影が生まれます。
部屋全体に同じ色の光が当たる天井照明やシーリングライトとは異なり、斜めや下から上に向かうの光が組み合わさることで光と陰が折り重なるように見えるため、おしゃれな雰囲気を演出することができます。
光の明るさと暗さをコントロールすることで、視覚的な効果も生まれます。
特に一人暮らしのお部屋では、見せたいインテリアを照らし隠したい箇所を陰にすることで、部屋のごちゃつきや圧迫感が軽減される効果も期待できます。
2.2. 主照明よりも柔らかい光がリラックス効果を与えてくれる
間接照明から放たれる光は、壁や天井に反射させるため直接当たる照明よりも柔らかさを感じます。この柔らかな光は穏やかな気持ちを引き起こし、リラックス効果をもたらしてくれます。
また、シェードで包まれた照明の光は、電球からの光よりもさらに柔らかく印象的です。シェードによって輪郭がぼやけ、優しい印象や高級感のあるおしゃれな雰囲気を演出する特徴があります。
ベッドサイドに小さな照明をひとつ置くだけでも簡単に作れる演出ですので、間接照明は寝室と相性の良いライティング方法です。
2.3. オブジェとしても部屋の雰囲気を演出できる
間接照明は、おしゃれなインテリアとしても活用することができます。
特にスタンドライトなどは、ガラス製やスチール製のシェードシルエットやスタンド自体が、インダストリアルやヴィンテージ感を感じるデザインになっており、照明を使わない昼間でも素敵なアクセントとして置くことができます。
インテリアコーディネートとして照明器具を取り入れるのであれば、照明を使わない昼間でも器具が部屋に馴染むようデザインの選定は大事なポイントになるでしょう。
といったように、お洒落さだけでなくリラックスやインテリアとしてのメリットもある間接照明を活用して素敵な空間を作り上げてみてください。
3. 部屋に合った間接照明の選び方
間接照明の器具を選ぶにあたって、自分に合っているかどうかは非常に重要です。
「見た目がおしゃれだったから」といった理由だけで器具を選ぶと、いざ使ってみると用途に合っていなかったという場合もあります。
間接照明の選び方をいくつかご紹介しますので、参考になさってください。
a. 部屋のスタイルに合わせる
部屋のスタイルに合った間接照明を選び、統一感のある空間を作りを意識しましょう。部屋のスタイルに合わせた間接照明を選ぶことで、より一体感のあるインテリアを実現できます。
金属製の家具が多い、家具はモノトーンで統一している、などモダンな部屋であれば、スリムでシンプルなデザインの照明がおすすめです。
ポップなインテリアが多い、木製の家具が好きでナチュラルな雰囲気を出したい、といった場合は木材や布を素材とした照明を選んでみましょう。
b. ライフスタイルに合わせる
間接照明はリラックスした雰囲気を作るために使用されることが多いですが、使用目的によって選ぶべき照明も異なります。
読書や作業に使用する場合は、明るい光が必要ですので照明の明るさに注意しましょう。壁や天井に反射した光では文字が読めないこともありますので、手元をライティングするように照明器具を配置するほうが効果的です。
一方、リラックスやムードを重視する場合では光量がそれほど必要ないため、柔らかい光を放つ暖色系の照明がおすすめです。
自分のライフスタイルに合った間接照明を選ぶことで、より快適な空間を作ることができます。
c. 照明の形状を考慮する
間接照明の形状は、部屋のデザインや配置に大きな影響を与えます。
スタンド型は床に置くことができるため、移動が容易で配置も簡単です。小型であれば、机やサイドテーブル、ベッドのヘッドボードなどちょっとしたスペースに置けるため、導入しやすい照明器具です。
一方、壁に取り付けるタイプやテープ型は、スペースを取らずに設置できるためコンパクトな部屋にも適していますが、賃貸で壁の加工ができない場合は取り付けできないことがあります。
また、最近では充電式や電池式の小型照明も充実していますので、電源コードの配置が難しい場所やコンセントに空きがない場合などに便利です。持ち運べる照明は、いざという時の非常灯にもなります。
部屋のサイズや配置に合わせて、適切な形状の間接照明を選びましょう。
d. 光の色温度を考慮する
照明の色温度は、部屋の雰囲気を大きく左右します。
暖色系の照明がリラックスした雰囲気を作るのに適しているため、間接照明では暖色系を選ぶことが一般的です。
ただし、部屋のテーマやカラースキームに応じて、クールな色温度の照明を選ぶこともあります。部屋の雰囲気に合わせて、適切な色温度の間接照明を選ぶことが重要です。
4. おしゃれな間接照明の配置と置き方
おしゃれな間接照明を配置するためには、適切な場所と効果的な置き方を考えることが重要です。以下では、おしゃれな間接照明の配置と置き方について5つのポイントをご紹介します。
1. ライトの位置の変更で立体感を演出する
間接照明の位置によって部屋の雰囲気は変わります。
天井や壁に設置すると部屋に奥行きが生まれ、足元など低い位置に置くとゆったりとした雰囲気を作り出すことができます。広く見せたい場合は、光源を高く設置しましょう。
2. 壁を照らし、重厚感を演出する
間接照明を壁に向けて設置することで、光が反射し明るく照らされる範囲が広がります。
これによって、部屋に重厚感を出すことができます。ただし、天井が低い場合には圧迫感が強調される可能性があるため、注意が必要です。
3. お気に入りのアイテムに光をあてる
部屋の中で特に気に入っているアートや観葉植物などに間接照明を当てると、それらのアイテムが引き立ちます。
また、見せたくない場所にはわざと光を当てず、スタイリッシュな部屋に演出することもできます。光を当てる角度を調整し、壁に影を映すこともおしゃれな演出方法です。
4. 照明の種類を場所に合わせて変える
間接照明にはさまざまな種類があります。背の高いスタンドタイプを使用すれば、部屋の隅に置くことで視線を上に誘導することができ、より奥行きのある空間になります。
コンパクトな間接照明を床やテーブルに置くと、ゆったりとした雰囲気を演出できます。間接照明の種類を部屋のイメージと調和させることが重要です。
5. 部屋を広く見せるために奥の角に配置する
部屋を広々と見せたい場合には、間接照明を部屋の奥の角に設置すると効果的です。
視線を奥に誘導することで、本来よりも奥行きのある空間に見せることができます。また、高い位置に間接照明を設置するか、背の高いスタンドタイプを使用することもおすすめです。
間接照明の配置と置き方によって、部屋の雰囲気は大きく変わります。ぜひこれらのポイントを参考にしながら、自分の部屋に合ったおしゃれな間接照明を取り入れてみてください。
まとめ
間接照明は、光の陰影によって生み出されるおしゃれな雰囲気や、リラックスした優しい光が特徴です。
部屋のスタイルやライフスタイルに合わせて、適切な形状や色温度の間接照明を選ぶことで、快適で統一感のある空間を作り上げることができます。
間接照明を上手に活用することで、おしゃれで心地よい空間を実現できると思います。
