すのこベッドで季節に合った睡眠術

2024.04.23

睡眠は心身のリフレッシュに欠かせません。快適な睡眠環境を作れば、ストレス解消やリフレッシュ効果も期待できます。とはいえ、気温や湿度が上がる春夏は寝苦しくなる季節でもあります。

そこで今回は、年中快適に使える「すのこベッド」の魅力や活用方法をご紹介します。通気性に優れたすのこベッドは、カビ対策や夏の暑さ対策にも効果的。

また、冬場でも寒さ対策次第で快適に使うことができます。すのこベッドを上手に活用して、ぐっすり眠れる睡眠環境を作りましょう。

すのこベッドの特徴と人気の理由

すのこベッドは、ベッドの床面に隙間があることから生まれる通気性の良さが特徴です。

そのため、湿度の高い日本では特に人気があります。通気性の良さ以外にも、以下のようなメリットに惹かれて、多くの人々がすのこベッドを選んでいます。

通気性によるカビ対策

すのこベッドの最大の特徴は通気性の良さです。寝ている間に汗をかくこともありますが、すのこの隙間から湿気を逃がすことができます。このため、マットレス内部に湿気が溜まることを防ぎ、カビやダニが発生しにくいというメリットがあります。

快適な夏の睡眠環境

夏の暑さを避けるために、クーラーを使用して寝る人もいますが、朝起きるとだるいということもあります。

しかし、空気の流れあるため涼しく眠れるすのこベッドなら、快適な夏の睡眠環境を提供してくれます。 空気がすのこを通って循環することで熱を逃がせるため、寝ている人の体温が発散されます。扇風機などを活用すると、さらにベッドの下から涼しい空気が流れてくるため、暑さで目が覚めることもなく熟睡できます。

自然な木の温もりを楽しめる

すのこベッドには、天然木が使われたものもあります。天然木は高価な素材ですが、すのこベッドは比較的作りが簡素なため手ごろな価格で入手しやすい製品でもあります。これらの木材にはリラックス効果がありますので、寝室を落ち着ける空間にしたい人にとって最適な選択肢です。

以上が、すのこベッドの特徴と人気の理由の一部です。通気性の良さやカビ対策、涼しさ、木の香りの楽しみなど、さまざまなメリットがあります。自分の好みや生活スタイルに合わせて、すのこベッドを選んでみるのはいかがでしょうか。

すのこベッドの選び方とポイント

すのこベッドを選ぶ際に重要なポイントを以下にまとめました。これらを考慮することで、自分にぴったりのすのこベッドを見つけることができます。

ヘッドボードで選ぶ

ヘッドボード(棚)があるタイプとないタイプ(ヘッドレスタイプ)の2種類があります。枕元に時計などを置きたい場合はヘッドボードは必須でしょう。

また、スマートフォンの充電に便利なUSBやコンセントが付いている製品もあり、ヘッドボードには様々な機能がありますので自分の要望に合わせたものを選びましょう。

ベッドのヘッドボード棚
ベッドの近くに時計やスマートフォンを置きたい場合はヘッドボード付きが便利です。

高さ調節の有無で選ぶ

脚付きすのこベッドの中には高さが調節可能なものもあります。高さ調節ができるタイプを選ぶと、ベッド下を収納スペースとして有効活用できます。

また、高さによって腰かけやすさも異なるため、自由度を求める方にはおすすめです。

全高の低いロータイプは見た目の圧迫感が少なく部屋を広く見せる効果があり、高めのハイタイプはベッドの下に衣装ケースを置くなど収納スペースとして活用することができます。

脚の付け替えで高さ調整 すのこベッド「ローグUSB」

ロータイプ脚とハイタイプ脚がセットになっています。

材質で選ぶ

すのこベッドは木材で作られていますが、使用されている木材によって品質や耐久性が異なります。一般的な杉・桐・檜・パインなどを比較し、自分に適した材質を選びましょう。

サイズで選ぶ

使用する人数や体格、設置スペースに応じて適切なサイズを選ぶことも重要です。一人で使用する場合はシングル、ゆとりを持ってセミダブルがおすすめです。

すのこベッドは構造上あまり重い負荷を掛けられないため、1人用のシングル~セミダブルのサイズ展開になっている製品が多いです。2人以上で使用する場合は、人数分のすのこベッドを用意する必要があります。

おすすめのすのこベッド製品

すのこベッドを選ぶ際には、自分の好みや必要な機能に合った製品を選ぶことが大切です。以下では、おすすめのすのこベッド製品をいくつか紹介します。

パイン材の質感がナチュラルなすのこベッド

メッツァ キャビネット2【metsa cabinet2】

軽量で頑丈な木材であるパイン材の素材を生かした、柔らかな質感ときれいな木目が特徴です。
小物が置けるヘッドボード棚と充電に便利なコンセント付き。

圧迫感のないロースタイルすのこベッド

北欧風ローベッド ローグUSB【LAG USB】

お部屋を開放的に見せる低めに設計されたシンプルなベッドです。
足が床につきやすいため立ち上がりやすいのも利点です。
小物が置けるヘッドボード棚とUSBコンセントが付いています。
また、別売りの「ハイタイプ脚」に付け替えれば通常のベッドと同じ高さにもできます。

持ち運べるすのこベッド

ファブリックベッド / ロッフル【Roffle】

ファブリックベッド / ロッフル【Roffle】

ヘッドボードの内側に全てのパーツが格納できるため、引っ越しやお出かけ先に持ち運ぶことができます。

パーツ数が少ないため組み立てが簡単。新生活で一人暮らしを始める場合など、すぐにベッドが欲しい時に便利です。

弾力のあるウレタン入りのヘッドボードは背もたれにもなるので、ベッドをソファ代わりに使う方にもオススメです。

このベッドにシーツや小物をコーディネートしてみましたので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

ガーリーなデザインのすのこベッド

バロン【Baron】

すのこベッドでもお洒落なデザインが大事!
女性に人気のロマンチックな雰囲気があるクラシカルなデザインです。

以上がおすすめのすのこベッド製品です。自分の好みや必要な機能を考慮し、快適な睡眠環境を整えるために、ぜひ参考にしてみてください。

夏のすのこベッドの過ごし方

春から夏にかけての暑い季節でも、すのこベッドを使えば快適な睡眠を得ることができます。ここでは、夜でも気温が高くなる時期のすのこベッドの過ごし方をご紹介します。

涼しさを引き出すマットレスの選び方

夏は暑くなるため、涼しさを引き出すマットレス選びも重要です。

涼しさを求めるのであれば、メッシュ生地で作られた通気性の良いマットレスがおすすめです。メッシュ素材は吸湿性や速乾性が高いため、汗を素早く吸い取ることでサラッとした肌触りを保ち快適な眠りを得ることができます。

3Dメッシュ マットレス
メッシュ素材のマットレスはすのこベッドとの相性が抜群です。

空気の通り道を確保しよう

夏は特に汗をかきやすくなるので、すのこベッドの通気性を活かして湿気や汗を効果的に発散させましょう。以下の方法で空気の通り道を確保しましょう。

空気が循環することを意識

ベッドの下にはエアコンや扇風機からの冷風を引き込むためのスペースを作りましょう。エアコンや扇風機がベッドの下に置かれた暖かい空気を上に引き上げることで、マットレス内の空気が新鮮に保たれ除湿効果を高めることができます。

通気性を重視するのであれば、ベッド下に置く荷物は少ないほうが効果的です。

ベッドの下を清潔に保つ

通気性が高いすのこベッドの下はホコリやダニ、カビが溜まりやすくなります。ゴミが溜まっているところに空気が通ると埃を巻き上げてしまうため、衛生環境が悪くなります。

定期的にベッドの下を清掃し、清潔な状態を保つことが大切です。また、カビ対策として床板を露出させることで通気性を高めることも効果的です。

ベッドの下を掃除するロボット掃除機
ベッドの下を空けておくとロボット掃除機やモップでの掃除がしやすくなります。

快適な睡眠環境の作り方

夏の快適な睡眠環境を作るためには、以下のポイントに注意しましょう。

温度調整をする

夏は暑さで眠りが浅くなることがあります。エアコンや扇風機を使って室温を快適な状態に調整しましょう。また、ベッドの位置を調整して、冷房からの直接の風を避けることも有効です。

エアコンで体調を崩しやすい方は、エアコンの温度は控えめにして扇風機で空気を循環させるようにしてみるとよいかもしれません。

光をコントロールする

夏は日の出が早いため、朝早く目が覚めてしまうことがあります。外の光が気になってしまう場合は、遮光性の高いブラインドやカーテンを使って光を遮るとよいでしょう。

遮光カーテンは外気を遮断する効果も高いため、夏の暑さを部屋に取り込まず、室内の涼しい空気を外に逃がさないという利点もあります。快適な睡眠環境づくりには欠かせないアイテムといえるでしょう。

睡眠時は遮光カーテンでしっかりと眠り、起床時はカーテンを開けて日の光を浴びる、というメリハリをつけることは目覚めの良さにつながります。

静かな環境を整える

温度の話からは逸れますが、快適な睡眠を得るためには静かな環境を作ることも重要です。

夏の寝苦しさは温度ばかりに考えが行きがちですが、外部からの騒音を遮断してみたら眠りが深くなる場合もあります。耳栓や睡眠用の音楽などを使うことも考えましょう。

これらのポイントを押さえて、夏のすのこベッドを快適に利用しましょう。睡眠環境の整え方に注意することで、暑い夏でも心地よい眠りを手に入れることができます。

朝日が昇る山の風景

冬のすのこベッドの快適な使い方

ベッドは季節で入れ替えるものではないため「冬のすのこベッドは寒いのでは?」を思うかもしれません。

結論から言えば、それほど気にする必要はないのですが、いくつかの工夫をプラスすることで更に暖かく過ごせるようになります。以下に、冬のすのこベッドを快適に使うための方法をご紹介します。

保温対策をする

冬の寒さ対策として最も基本となるのは寝具を適切に選ぶことです。保温性の高い掛け布団や厚手の毛布を使用すれば、すのこベッドでも寒さを感じることはあまりないでしょう。

マットレスに保温性のあるシーツやベッドパッドを付けることで、さらに効果はアップします。

ベッド下の冷気を遮断する

すのこベッドは通気性が高いため、ベッド下の冷気が気になることがあります。そういったケースでは、ベッドの下にラグやカーペットを敷くことで、床に溜まった冷たい空気がベッドまで上がってくるのを遮断することができます。

また、ベッドの下を収納スペースとして活用しているのであれば、冷気の通る隙間が少なくなるよう荷物を詰めてみるのもそれなりの効果があります。ただし、収納を詰めすぎてしまうと、すのこベッドの売りである通気性が損なわれますので、荷物の配置には注意しましょう。

厚手のカーテンを使用する

夏の場合と同じく外気の管理はやはり大切です。

窓からの冷気も快適な睡眠を妨げる要因となります。厚手のカーテンを使用することで、窓際の冷気を遮断することができます。特に掃き出し窓など、床との隙間がある場合には、カーテンの長さを調整して隙間を埋めることも効果的です。

冬のすのこベッドを快適に使うためには、保温対策や冷気遮断対策が重要です。自分に合った対策を行うことで、一年中快適な睡眠を得ることができます。ぜひ、冬のすのこベッドの快適な使い方を試してみてください。

すのこベッドの注意点

すのこベッドのスノコ部分は細い板を並べて作られているため、通常のベッドの床板より耐久性が低くなります。

もちろん、人が横になって寝るための耐荷重は考えて設計されていますが、スノコの上に立つなど部分的に重圧が集中すると板が破損する可能性があります。特に子供がいる家庭では、スノコの上に直接乗らないように注意が必要です。

また、ベッドの床板はマットレスのスプリングが体重を分散することで、床板の一点に負荷が集中しない仕組みになっていますが、敷布団にはスプリングの機能がないため、すのこベッドで敷布団を使用するとスノコが破損する場合があります。

すのこベッドは日本の気候に合う

すのこベッドは通気性が高く、カビ対策やクールな睡眠環境を提供してくれます。また、木材の優しい見た目や手触りはリラックスできる空間を演出してくれます。

夏の暑さや冬の寒さにも対応でき、一年を通して快適に過ごすことができます。

さらに、用途や好みに合わせて様々な製品から選べるのも魅力です。自分に合ったすのこベッドを見つけることで、より良い睡眠を得られるでしょう。快適で健康的な生活のために、ぜひ優れたすのこベッドを活用してみましょう。

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