ベッドの種類・特徴とサイズからおすすめ商品と一人暮らし部屋でのポイント

2019.12.13

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ベッドにはたくさんの種類があります。ライフステージに変化があり、新しいベッドを購入しようとしたとき、どのベッドフレームやサイズを選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか。スタンダードなベッドや機能性、デザイン性だけでなく、将来どのように使っていくのかも一緒に考えていきましょう。

この記事では、多種多様なベッドフレームの特徴やサイズより選択する方法から、一人暮らしのレイアウトのポイントなどを含め解説します。

ベッドの種類一覧と特徴からおすすめを紹介

参考:ベッドサイズの種類は体格・使用人数・部屋に合ったサイズを選ぼう

ベッドフレームの種類は多く、それぞれ優れた特徴があります。ここでは、代表的なベッドフレームについて、それぞれの特徴と、どのような方に向いているか解説します。

ベッドの種類一覧

数多くあるベッドフレームの中でも、代表的なベッドフレームを紹介します。

  1. すのこベッド
  2. 脚付きマットレス
  3. 収納付きベッド
  4. 跳ね上げ式ベッド
  5. ロフトベッド
  6. ソファベッド
  7. 折り畳み式ベッド
  8. 宮付きベッド
  9. ローベッド(フロアベッド)
  10. 欧風ベッド
  11. 電動式ベッド
  12. 畳ベッド
  13. 簡易ベッド

 参考:ベッドサイズの種類は体格・使用人数・部屋に合ったサイズを選ぼう

寝る環境を整えるシンプル重視のベッド

良質な睡眠をとるためには、眠る環境を整えてあげることがとても重要です。ここでは、ベッドの中でもシンプルでスタンダードなベッドフレームを紹介します。

・通気性がよく組み立てが簡単にできる「すのこベッド」

すのこベッドとは、マットレスを乗せる床板がすのこになっているため、通気性に優れているベッドのことです。脚付き、ロータイプ、折りたたみ式などさまざまなタイプがありますが、どれもシンプルな構造のため組み立ては簡単に行えます。

一方、湿気がこもらないよう空間を空けているため、ホコリが溜まりやすかったり、寒さを感じたりすることもあります。ベッド周りはこまめな掃除やラグをひくなどの対策をとるといいでしょう。

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睡眠だけでなく機能性も重視したベッド

ベッドは睡眠をとるだけではなく、収納スペースや生活空間の確保、別の使い方なども可能です。ここでは、機能性が高いベッドフレームを紹介します。

デザインも収納も豊富な引き出し収納付きベッド

収納付きベッドの中でもスタンダードな引き出し収納付きベッドは、ベッドの下に引き出しがあり、ベッド下のスペースを有効活用することができます。子供でも手軽に出し入れができるので、引き出しタイプは人気が高く、デザインやカラー、サイズ、価格帯も幅広く展開していて、自分好みのベッドを選ぶことができます。

一方、引き出しがある分、下が空間になっているベッドと比べて通気性が悪くなります。引き出しの構造によってはホコリが溜まりやすくなるので、掃除や換気などのメンテナンスに注意が必要です。

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大容量の収納スペースがある跳ね上げ式ベッド

跳ね上げ式ベッドとは、床板の下全てが収納になっているベッドのことです。床板を跳ね上げて使用するため、引き出しのように引き出すスペースを確保する必要がありません。ガス圧式のため、力が強くない人でも簡単に開け閉めすることができ、旅行バッグなどの大きい荷物を入れたい方にもおすすめです。

一方、組み立てが非常に複雑なのと、部品が高価なためベッドの価格が高額になりやすく、収納スペースが広々としているため、小物を入れる場合は仕切りなどがあった方がよいでしょう。

一人暮らしにおすすめの空間を活用できるロフトベッド

ロフトベッドとは、ベッド部分を高くすることで下の空間を活用できるタイプのベッドです。ベッド下のスペースをソファや机、収納棚などを設置し、有効活用することで部屋を広々と使うことができます。ベッドに上がるときは、はしごや階段を利用します。ベッドと他の家具を別々に設置できない方や部屋を広く使いたい方におすすめです。

ロフトベッドは普通のベッドよりもパーツが多く、組み立てが複雑です。高さがある分、冬は暖かいですが夏は暑くなるでしょう。

> ロフトベッドの選び方とおすすめ商品|特徴とメリット・デメリットを紹介

ソファにもベッドにもなるソファベッド

ソファベッドとは、昼間はソファ、夜はベッドとして使える1台2役のベッドです。ソファの状態から座面を引き出して使うタイプと、背もたれを倒して使うタイプの2種類があります。

ソファとベッドの両方を設置するスペースがない場合や普段はソファとして使い、友人が泊まりに来たときに来客用のベッドとして利用することもできます。ベッドとしての寝心地や耐久性が低いこともありますので注意しましょう。

使わないときはコンパクトになる折り畳み式ベッド

折り畳み式ベッドとは、使わないときに折り畳んでコンパクトにできるベッドのことです。折り畳み式のベッドは、簡単に部屋の隅に移動したり、キャスター付きなどで持ち運びやすかったり、そのまま布団が干せる便利なタイプもあります。安価で掃除がしやすいのもポイントです。

ベッドとしての寝心地や耐久性は低めなので、オフィスでの簡易ベッドや、来客時のエクストラベッドとして予備のベッドが必要な方におすすめです。

また、折り畳みマットレスをフローリングに直に置いて寝ると、湿気がこもりカビが繁殖する原因になります。折り畳み式ベッドとセットで使うか、シートなどの湿気対策を行ってから使うようにしましょう。

おしゃれな宮付き(ヘッドボードあり)のベッド

宮付きベッドとは、ベッドのヘッドボードに物が置けるように棚や引き出しなどがある機能性に優れたベッドのことです。目覚まし時計や眼鏡、本など枕元に置け、照明付きやコンセント付きであればスマートフォンの充電などにも行えます。ディスプレイでインテリアを楽しむ方や、就寝前や起床時にベッドでくつろぎたい方におすすめです。

一方、宮棚の分ベッドサイズが大きくなってしまいます。デッドスペースも増えたりホコリが溜まりやすかったりするので、使い方を考え、こまめな掃除が必要になります。

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こだわりがあるデザイン性重視のベッド

部屋のインテリアにこだわりたい方は、大きな家具であるベッドのデザインにもこだわりたいのではないでしょうか。ここでは、デザイン性の高いベッドフレームを紹介します。

ローベッド・フロアベッドで開放的な空間を演出

ローベッドとは、床からの高さが低いベッドのことです。スタイリッシュなものが多く、床板を直接床に敷きマットレスをはめ込むタイプと床板の高さが低いタイプがあります。横になっているときは天井が高く感じ、部屋全体にも開放感が生まれます。また、高さがないので小さな子供と一緒に寝ても安心でしょう。

フロアタイプは通気性がよくないものもありますが、使われるパーツが少ないため価格が抑えられます。脚付きタイプは価格が上がりますが、通気性はよくなります。

> コーディネートが映えるシンプルデザイン「ヘッドレス フロアベッド/ロニー【Lonnie】」

デザインで選ぶ欧風ベッド

欧風ベッドは、「アイアンベッド」「姫系ベッド」とも呼ばれ、鉄やパイプなどを使った華奢な作りが特徴です。安価で床板はすのこやメッシュ状になっていて通気性がよく、素材によっては軽く組み立てやすいものもあります。デザイン性に優れたものが多くあるので、ロマンティックなデザインを好む方におすすめです。

一方で、揺れやすかったり、歪みによるきしみが起こったり、サイズのバリエーションが少ないこともあります。

特徴的なベッド

便利な電動式や一見変わったベッドもあります。ここでは、ちょっと変わったベッドフレームを紹介します。

介護にも便利な電動式ベッド

電動ベッドとは、モーターを使ってベッドの背もたれや頭、脚を上げたり、高さを調整したりできるベッドのことです。モーター数によって、連動性や可動できる範囲が変わります。

介護のイメージが強いかもしれませんが、機能性に優れているだけでなく活用シーンも多数あるため、近年スタイリッシュなデザインが増加しています。リクライニング機能を使って、パソコン操作や読書、テレビ鑑賞など、ソファのようにくつろぐこともできます。

一方、モーターなど通常のベッドにはない機能が多数あるため、サイズが大きく価格が高くなってしまいます。故障したときは修理が必要になるため、使い方やメンテナンスに注意が必要です。

布団に慣れている人におすすめの畳ベッド

畳ベッドとは、床板に畳を使っているので、その上に布団を敷いて寝ることができるベッドのことです。ベッドとして高さがあることにより、寝起きの動作や布団の上げ下ろしが楽に行えます。洋風でモダンなデザインや、高さを調節できるもの、「除湿」「消臭」「抗菌」などの機能を兼ね備えたものなど、豊富な種類が展開されています。昼間は小上がりの畳スペースとして、夜はベッドとして活用できるでしょう。

一方、高さがある分小さめなベッドにしてしまうと落下の危険性があります。マッドレスと比べると硬さがあるので、やわらかい寝心地が好きな方には不向きでしょう。

慣れした親しんだ布団を使いたい方やかための寝心地が好みの方におすすめです。

非常時にもおすすめの簡易ベッド

簡易ベッドとは、一時的に睡眠をとるために寝室以外で使うベッドのことです。主に非常時などに使うことが多く、災害や緊急時のための備蓄品として必要です。

非常時に活躍した段ボールベッドは、少しでも睡眠の質を上げるために重要なアイテムです。血行不良を軽減し、騒音や冷えからも守ってくれ、リサイクルが可能なので処分にも困りません。

普通の段ボールでも作ることはできますが、強度が不足するため適切な補強材を追加しないと安心して寝るのは難しいでしょう。

> コンパクトに保管でき、耐久性にも優れている「簡単組み立て 非常時用 簡易ベッド/段ボールベッド」

ベッドの種類をサイズから選ぶポイントは人数・シーン・用途

ベッドのサイズは、使う人数やシーンに合わせて選ぶことが重要です。

一人暮らしにおすすめのベッドサイズはセミダブルベッド

1人で使用する際に最も適しているのは、幅120cm・長さ195cmのセミダブルベッドです。

幅97cmのシングルベッドだと、小柄な方ではないとゆったり寝るには少々狭く感じ、幅140cmのダブルベッドだと大きすぎて部屋のスペースをとってしまいます。

部屋がコンパクトでも圧迫しないサイズで、寝返りを打てるスペースが十分にあり、快適に睡眠がとれるセミダブルベッドがおすすめです。

新婚や夫婦におすすめのベッドサイズはセミシングル2台かクイーンベッド

新婚・夫婦で使用する際には、セミシングルベッドを2台並べるか大型のクイーンベッドがおすすめです。

シングルベッドよりコンパクトなセミシングルベッド(幅80~90cm)は、2台並べて使うのが主流です。クイーンベッドは幅160cmのため、セミシングルベッド2台とほぼ同等のサイズになります。このサイズは、大人2人でゆったり寝るのに最も適しています。

1人あたりの占有スペースはシングルベッドよりも少し狭くなりますが、セミシングルベッドでもフレームがしっかり連結されていれば、境目を気にせずゆったりと寝ることができるでしょう。

大きい家具のため、設置場所までの搬入経路をよく確認する必要があります。1枚のマットレスだと部屋への搬入が難しい場合には、セミシングルベッドかマットレスが2枚仕様になっているものを選びましょう。 参考:マットレスの選び方

家族一緒に寝るなら2つ以上のベッドを組み合わせるのがおすすめ

子供が小さく家族一緒に寝る際には、連結ベッドがおすすめです。連結ベッドとは、2台以上のベッドをパーツなどで連結して使うものを指し、商品によっては連結専用のベッドフレームもあり、ホテルのベッドのようにジョイントすることが可能です。将来子供が成長したときに、ベッドを分割して使えるように考えて組み合わせましょう。

家族3人なら幅200~240cm、4人なら幅240~280cmで組み合わせるのがおすすめです。

組み合わせ例として、
夫婦2人のときはクイーンベッドを使用し、家族が増えたらセミシングルベッドを追加、子供が別に寝るようになったらセミシングルを子供用にします。

子供が2人の場合は、一緒に寝なくなった時点でベッドを1台増やしてあげましょう。

また、夫婦別を想定するのであれば、シングルベッド2台とセミシングルベッド1台の組み合わせもあります。

子供がひとりで寝るようになったら、子供用のセミシングルベッドを1台増やすか、父親用のセミダブルベッドを1台増やすといいでしょう。

子供用のベッドはセミシングル・ジュニアサイズ・2段ベッドがある

子供部屋におすすめなのは機能性を重視したベッドです。

子供が2人以上いる場合は、2段ベッドの活用がおすすめです。1台分の面積で2人分のベッドを確保でき、上の子供が大きくなったら空いたスペースを収納として活用もできます。

衣類や物が増えやすい子供は、収納機能も重視しましょう。ロフトベッドや引き出し収納付きベッドを活用すると、部屋が片づきやすくなります。

ベッドは長く使うものなので、飽きのこないシンプルなデザインがおすすめです。

子供のベッドサイズは、セミシングルベッドや大人のベッドより長さが短めなジュニアサイズなどがあります。ベッドによりサイズがさまざまですが、一般的な2段ベッドは、幅90cm長さ195cmとセミシングルベッドと同じくらいのサイズが多いようです。

ベッドの種類と一人暮らしの部屋レイアウトのポイント

ベッドは生活の中では大きな家具になります。寝室や個室がある家族暮らしとは違い、一人暮らしでは生活に必要なものを全てそろえなければいけないので、部屋のレイアウトが重要なポイントになります。ここでは、一人暮らしのベッドの選び方を紹介します。

スペースを活用するなら大きめ収納付きベッドがおすすめ

一人暮らしを始めるときに、家電以外にそろえておきたいのがベッドと収納家具です。大容量収納付きの部屋であればよいですが、大抵の場合は収納スペースを確保する必要があります。

収納家具は、置くだけでなく使いやすい配置にしなければ死蔵してしまいます。部屋の間取りより大きい家具や家電の置き場は決まってしまうので、生活動線や引き出し、扉を空けるスペースの確保も考えて配置する必要があります。また、収納が足りなくなるたび収納棚や収納ボックスを買い足していくと、部屋が狭くなり、統一感もなくなりごちゃごちゃした雰囲気になりがちです。

収納付きのベッドであれば、ベッド下に収納スペースが確保できます。さらに、少し大きめなベッドにすると寝心地がよくなるだけでなく、収納する空間も増えるでしょう。

シンプルなベッドに比べると高額にはなりますが、あらかじめ余分に収納スペースを確保しておくことで、物が増えてもすっきりとした空間が維持できるでしょう。

目的によって多機能的なベッドを選ぶ

ベッドには収納以外にも複数の機能を持たせることもできます。

前述したソファベッドのように、ベッドとソファ両方使うことができる2way仕様から、リクライニング機能付き、カウチ、対面式ソファなど3way、4way仕様のベッドもあるため、家具を詰め込まなくても無理なく要望を叶えることができます。

多機能のベッドは置く場所を考えないと使いにくくなってしまいます。ソファとしてリラックスしたい場合は、テレビやオーディオ機器、テーブルの配置を、対面式ソファの場合は移動スペースの確保など、用途によってベッドと家具の配置を考慮しましょう。

サイズは体格に合わせる

一人暮らしの方によく選ばれるのは定番のシングルベッドとセミダブルベッドです。ベッド幅97cmのシングルベッドは、種類や機能も多く比較的安価で購入できます。コンパクトなので、搬入や部屋の空間の確保もできますが、体格のよい方は少し窮屈さを感じてしまうでしょう。

幅120cmのセミダブルベッドだと寝返りもでき寝心地はよくなりますが、価格アップと部屋のスペースはとられてしまいます。

自身の体格に合わせてベッドのサイズを選択しましょう。

> 一人暮らしにおすすめのベッドと失敗しない選び方【予算も考える】

まとめ

ベッドには多種多様のフレームとサイズがあります。ベッドに何の機能を重視するのか、使う人数やシーン、使用期間によってどのサイズがいいのかを考えて選択するといいでしょう。一人暮らしのようにスペースが限られている場合は、レイアウトが重要になります。収納や多機能など機能性を重視して選ぶと、過ごしやすい空間を手に入れることができるようになるでしょう。

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