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「朝、なんとなく体がだるい、肩や腰にこりを感じる」
「ベッドに横になると腰が痛い」
「しっかり布団を掛けているのに冷えを感じる」
そんなことはないでしょうか。それは、もしかしたら枕やマットレスなどの寝具がご自身の体型・体重に合っていない可能性があります。とくに、体全体を支えるマットレスが快眠を妨げているかもしれません。
そこで、現在お使いのマットレスの反発力、表面の素材、内部構造の種類を診断するのがおすすめです。
今回はそのための、体型・体重別のマットレスの選び方について見ていきます。次回、購入する際の参考にしてください。
マットレスの選び方は?体型(体重)を優先して選ぶ
いざ、マットレスを購入しようと思っても、素材、硬さなどさまざまな種類があり、どれにしようか迷ってしまいます。
素材や硬さは寝心地と密接に関わってくるので、しっかりとチェックしたいところです。
マットレスの硬さは体重で選ぶ
マットレスには内部構造別に大きく分けると「コイルマットレス」と「ウレタン・樹脂製のマットレス」があります。
■コイルマットレス
マットレスの内部にある複数のコイルが体を支えます。互いのコイルがくっついている「ボンネルコイル」と、一つ一つのコイルが独立してポケット(袋)に入っている「ポケットコイル」などの種類があります。コイルマットレスは柔らかいものが多いですが、コイルの数や太さによっては硬めのものもあります。
■ウレタン・樹脂製のマットレス
ウレタン製のものが多く流通しています。「高反発マットレス」と「低反発マットレス」がありますが、高反発のものは程よい硬さがあります。一方、低反発のマットレスは体へのフィット感があり、包み込まれるような感覚が得られます。
マットレスの硬さ・反発力については好みもありますが、体重に合わせて選ぶのがおすすめです。
小柄な人は柔らかめのマットレスのほうが体に優しくフィットしますが、大柄な人が柔らかすぎるマットレスを選ぶと体が沈みすぎて正しい姿勢が保てなくなります。
寝返りをサポートする反発力で選ぶ
マットレスの反発力は寝返りのしやすさに関わってきます。
そして、寝返りは睡眠にとって大切な動きです。
人は睡眠中に寝返りを何度も行うことにより、体の特定の部位だけが圧迫されることを避け、血液の循環が滞ることがないようにします。
また、寝床の中の温度の調節や、水分の発散にも寝返りは役立っています。
しかし、反発力が弱いマットレスの場合には、体が沈んで寝返りが十分にできなくなってしまいます。
寝返りのためには、腰が沈まないマットレスの硬さがほしいところです。
現在、使っているマットレスで寝返りがしにくいようでしたら、自分の体重や体型とマットレスの反発力が合っていない可能性があります。
通気性や素材もチェックして選ぶ
反発力は寝心地のいいマットレス選びのポイントですが、ほかにも着目したい点があります。それが、通気性です。
個人差はあるものの人は毎晩、コップ1杯程度の汗をかくと言われます。
そして、マットレスはその水分を吸い込み、通気性が悪いとカビが生えてしまいます。
通気性を求めるならば内部に隙間があるコイル系のマットレスが適しています。
また、マットレスの表面に使われている素材にも着目するといいでしょう。
例えば体重のある人の場合、寝返りがしにくいことがあります。しかし、スベスベとした素材のものであれば体が動かしやすく寝返りがしやすいと感じる人も多いようです。
体重別におすすめできるマットレスの硬さ
ウレタンマットレスの反発力を示す単位はニュートン(N)です。
「体重に合った硬さのマットレスを選びたい」というときには、ニュートンをチェックしてみてください。
実際に体型・体重別に、どの程度のニュートンのものがおすすめか見ていきましょう。
痩せ型(体重40~55kg程度)は100ニュートン
女性や子ども、高齢者などで体重約40〜55gの小柄な体型の人の場合は、100ニュートン程度のやや柔らかめのマットレスが適しています。
また、痩せ型だと冷えが苦手な人も多いと思いますが、硬すぎるマットレスではフィット感が得られないために体との間に隙間ができてしまい、寝ていて腰や足元が温まりにくいということがあるのでご注意ください。
標準体型(体重55~70kg程度)は140ニュートン
標準体型の人は140ニュートン程度の真ん中硬めのマットレスがおすすめです。
とはいえ、ほとんどのベッドが標準体型を対象としているので、体へのフィット感や寝心地、コスパのよさなどで選んでもほぼ問題はありません。
柔らかく体を包み込む感じが好みならば100ニュートンよりも下の数値のものを、硬めが好きならば140ニュートンよりも高めの数値のものを選ぶとよいでしょう。
腰痛がある場合には寝返りのしやすい反発力が高めのマットレスのほうが、ベッドに沈み込まず体勢も良好に保ちやすいので適しています。
大柄な体型(体重70kg以上)は170ニュートン
体重がある人からは、170ニュートン程度の反発力がある硬いマットレスが人気です。ベッドに体が沈みにくく、自然な姿勢が保てます。
また、体が沈み込むと暑い季節には蒸れやすくなりますが、高反発マットレスの場合にはその心配もありません。
体型に合わせて「高反発マットレス」か「ポケットコイル」を選ぶ
以上のようにマットレスの反発力と体型・体重は密接に関わっていますが、さらに、マットレスの内部構造にも着目したいところです。
そこで、体型・体重別におすすめのマットレスの内部構造を紹介します。
小柄な体型の人はポケットコイルがおすすめ
小柄な人にはポケットコイルマットレスがおすすめです。というのも、ポケットコイルマットレスのほうが柔らかいものが多く、体のラインにフィットしやすいからです。子どもや高齢の方にも、優しいフィット感が好評です。
体重が50㎏以下のスリム体型の女性の場合、体とマットレスの間に隙間ができてしまうことが多くありますが、一つ一つが独立したコイルで構成されているポケットコイルなら、体のラインに沿ってコイルが沈むので、寝ているときの姿勢をしっかりとサポートしてくれます。
がっちり体型の人は高反発マットレスがおすすめ
体重が70㎏以上の男性でがっちりとした体型の人は体がベッドに沈みやすいため、高反発ウレタンマットレスがおすすめです。
しっかりと体をサポートしてくれ、寝返りもスムーズに行えます。それでいて適度にソフト感もあり寝心地もいいでしょう。
ウレタンマットレスは比較的に安価な上、折りたたんで片付けやすいというメリットもあります。
また、暑がりの人の場合にはハードタイプのコイルマットレスが、通気性に優れているので快適です。ただし、表面に使われている素材によっては通気性が悪い場合もあるので、どのようなものを使っているか確認してみてください。
体型別おすすめマットレス5選
体型・体重別に、人気の高いマットレスを紹介します。自分に合ったマットレスで心地よい眠りを体験してみてください。
痩せ型|薄型ポケットコイルマットレス 3Dメッシュ/ブリーズ『Brise』
厚さ10cmの薄型でも、ポケットコイルが体をしっかり支えてくれます。
ポケットコイルは一つ一つが独立して無理なく体のラインにフィットするので、痩せ型の人もマットレスとの間に隙間を作らずにすみます。
5面メッシュ構造で寝返りの度にマットレス内の空気が入れ替わり、内部に湿気が溜まりにくくなっています。
標準体型①|【こだわり生地】 ポケットコイルマットレス 『エクセレント』アドバンス・コンプリート
表面の生地は「テンセル™」を採用。柔らかな肌触りと優れた吸湿発散性で快適な睡眠を追求したマットレスです。
リバーシブルデザインの裏面はさらさらなメッシュ生地ですので、季節や気候に合わせて使い分けることで一年を通して快適にご使用いただけます。
標準体型②|【人気の入門モデル】3Dメッシュ/グレー ブラック『3D MESH』
コイルの一つ一つが独立しているポケットコイルマットレスです。
体を点で支えるためお尻や肩の重い部分だけが沈み、無理のない自然な体勢で眠ることができます。
また、詰め物には密度の高いウレタンを使用しているので、反発力・耐久力があります。
5面に3Dメッシュを使用しているため、通気性にも優れています。コストパフォーマンスにもこだわっています。
がっちり体型①|【寝心地重視】ポケットコイルマットレス『アンサンブル』
2層に重ねることで生まれる新感覚の反発力が優しく体を包み込みます。
ボトム部分には体を点で支えるポケットコイルマットレスを使用しているため、睡眠中も自然な姿勢を保ち腰への負担を軽減します。
トッパーは二つのポケットコイルを重ねた「ダブルポケットコイルマットレス」と、低反発ピロートップが付いた「低反発ウレタンマットレス」の2種類があります。
がっちり体型②|【圧倒的なコイル数】ポケットコイルマットレス『ナノテックエクセレント』
表面生地には、しっとり滑らかな肌触りの「テンセル™」を採用。
コンパクトに巻いたミニコイル(ナノテックコイル)により圧倒的なコイル数を実現し、しなやかな体圧分散を可能にしました。
コイルの硬さを細かく分けた7ゾーン構造で、自然な姿勢を保ち腰への負担を軽減します。
【まとめ】マットレスは体型・体重に合わせて選ぶと快眠につながる
マットレスはポケットコイルマットレスや高反発のウレタンマットレスなど、とても種類が豊富です。あまりにも多い種類に、どのマットレスを購入するか迷ったら、自分の体型・体重を考慮するとよいでしょう。
体重のある人は高反発のマットレス、小柄な人は比較的に低反発なものを選ぶのがポイントです。反発力はニュートンという単位で表されるので、チェックしてみてください。
内部構造も気にしたい点ですが、寝たときにマットレスとの間に隙間ができやすい体型の人は、体にフィットしやすいポケットコイルマットレスがおすすめです。また、体重があって寝返りがしにくい人は、表面がスベスベとしている素材のものを選ぶのも手です。