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ミダブルベッドはその名称から、2人で使うイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、実際は2人で寝ると、多くの方が狭く感じてしまうのが実情です。
購入してから後悔することを防ぐため、ここではセミダブルベッドの実際のサイズと使用感について解説します。また、ベッドを選ぶ際に役立つ情報もあわせてご紹介します。
セミダブルベッドのサイズは幅約120cm・長さ195cm
セミダブルベッドは幅120cm・長さ195cmで、シングルベッドより大きく、ダブルベッドより小さいサイズです。
4.5畳の部屋に設置しても余裕があり、サイドテーブルを置いたり、他の収納家具を問題なく開け閉めしたりできます。グレードの高いビジネスホテルでも使用されているサイズです。
また、セミダブルベッドは一般的なサイズのため、合わせて使う寝具も豊富に販売されており、自分の好みのベッドに仕上げることができます。
セミダブルベッドは何人で使うのがベスト?
結論から言うと、セミダブルベッドは1人で使うのがベストです。
1人で寝るならシングルベッドというイメージが強くあるかと思いますが、快眠のためには、1人でセミダブルベッドを使うのがおすすめです。
ここではベッドと肩幅の関係からその理由を解説します。
ベッドと肩幅の関係
どんなに寝相が良い人でも、一晩に10~30回程度寝返りを打ちますが、窮屈なベッドで毎晩寝返りを繰り返した場合、筋肉がこわばって肩こりや腰痛の原因になってしまいます。
一般的に、寝返りを打つために最低限確保したいベッドのサイズは肩幅+30cmと言われています。120cmのセミダブルベッドに1人で寝た場合には、男性でも左右に30cm以上のスペースを確保できます。
もう一つ、大切なのは、身体にあったマットレスを使用する事です。
◆当店おすすめマットレスをご紹介しております。
セミダブルベッドに適したシチュエーション
セミダブルベッドはどのようなシチュエーションで使うのに適しているのでしょうか。
ここでは、一人暮らしの場合と子供と一緒に使う場合とを考えてみます。また、セミダブルベッドで寝るのに適さないシチュエーションについても解説します。
一人暮らしで使う
一人暮らしの際に、セミダブルベッドは大活躍します。下に収納機能があるものを選べば、ベッドスペースを有効に活用できるため、部屋全体を広く使えます。
また、シングルベッドよりも広いため、ソファ代わりにくつろぐこともできます。友達や恋人が遊びに来た際にも、多少手狭ではあるものの、一緒に横になることができるため、予備の寝具を用意しなくて済みます。
子供と一緒に使う
セミダブルベッドは、乳児から幼児くらいの小さな子供と添い寝するのに適しています。子供1人と大人1人で仰向けに寝てもスペース的には問題ありませんが、子供は寝相が良くないため、子供を壁側にして落ちないように気を付けましょう。
なお、ベッドと壁との間は、子供が落ちない程度にスペースを空けておくことをおすすめします。ベッドと壁を完全にくっつけてしまうと、掛布団が壁の反対側に落ちやすくなってしまうからです。
セミダブルベッドで寝るのに、適さないシチュエーション
セミダブルベッドを長期間大人2人で使用するのはおすすめできません。
セミダブルベッドはあくまでも1人で寝ることを想定して作られており、2人では非常に狭く、寝返りすら打てません。長期間狭いスペースで睡眠をとると、肩こりや腰痛を引き起こします。
また、耐荷重も1人分となっていることが多いため、2人で使い続けるとベッドが破損する可能性があり、危険です。
セミダブルベッドの選び方
セミダブルベッドを選ぶ際には、機能性と素材という2点に着目しましょう。
予算との兼ね合いになりますが、機能性や素材が優れたベッドを選ぶことで、睡眠の質や生活の質を大幅に向上させることができます。
ベッド選びでお困りの方は、こちらの記事もご覧ください。
機能性で選ぶ
ベッドに付随する人気の機能として、収納と折りたたみ式があります。
◆収納付きのベッド
ベッドの収納機能には、「引き出し式」と「跳ね上げ式」があります。
引き出し式は、箪笥のように、いくつも引き出しがあるため、衣類や細かい物を収納する際に便利です。
跳ね上げ式は、ベッド下の床板を、マットレスごと開閉できるため、大きな荷物を収納できます。ガス圧式のため、女性や子供でも問題なく使えます。
◆折りたたみ式
折りたたみ式のベッドは、使わないときは折りたたんで部屋の隅に寄せておくことができます。
また、リクライニング機能がついているものもあり、読書やテレビを見る際に、背もたれとして活用できます。
その他、布団干し機能が付いているものもあり、折りたたんだベッドに布団やマットレスをそのまま干すことができるため、寝具を清潔に保つことができます。
上記の他にも、ヘッドボードに棚やコンセント口、照明が付いているものもあります。
素材で選ぶ
用いられている素材でベッドフレーム選ぶこともできます。以下では代表的な素材の特徴を解説します。
◆パイン材
パイン材は、主に北米産のマツのことを言います。「イエローパイン」「ホワイトパイン」「ポンデロッサパイン」「欧州アカマツ」などがベッド用の材木として使用されます。DIY用の加工素材としても人気が高く、明るめの色調は北欧風やカントリー風の家具とよく合います。
天然木の温かみが楽しめるベッドです。
◆桐
桐は、日本古来より家具や風呂に用いられてきた材木です。
「軽い」「湿気に強い」「断熱・保温効果に優れている」「防虫効果がある」「歪みにくい」といった特徴があります。木材の中では高価ですが、長年にわたって使用できるため、コストパフォーマンスに優れています。吸放湿性に優れていることから、床板のすのことしても使用されます。
◆檜(ひのき)
檜(ひのき)は、古来より神社仏閣等の建造物に用いられてきた材木です。
耐久性・保存性に優れており、美しい光沢や香りも人気の理由です。まるで森林の中にいるようなリラックス効果を得られます。
身体への効能も多くあり、「疲労回復」「だるさの緩和」「冷えやむくみの改善」「肩こり・頭痛・筋肉痛、生理痛の緩和」などが代表的です。
◆杉
杉は、日本では北海道を除く全国各地で植林されている材木です。
優しい手触りで、有害なホルムアルデヒドを吸着し、空気清浄の働きがあることから、近年人気が高まっています。「調湿性が高い」「耐久性がある」「肌触りが良い」「香りが良い」といった特徴があります。
杉の香りにはリラックス効果があるため、睡眠の質も向上します。
◆タモ材
タモ材は、モクセイ科の広葉樹です。ナチュラルな色合いで、綺麗な木目が入っているのが最大の特徴です。
折れにくく加工しやすいため、ベッドの素材として非常に人気があります。
◆スチール製のパイプベッド
スチール製のパイプベッドは、木材を使っていないため、軽量かつ低価格です。
また、組み立て式のものが多いため、持ち運びに優れています。
パイプベッドは、「スタンダードベッド」「ロフトベッド」「姫系ベッド」の3種類があります。スタンダードベッドは、最もシンプルで低価格のものです。ロフトベッドは木製タイプもありますが、パイプ製であれば、細くて圧迫感がありません。
姫系ベッドはエレガントな装飾で、中には天蓋やカーテンが付いているものもあります。
ベッド選びの注意点
ベッドを選ぶ際は、部屋の広さに合ったものを選ぶこと、そして配置場所や配置方法に気を付けることが重要です。
以下でご紹介する注意点を守り、「ベッドで部屋が埋まってしまった」「収納家具の扉が開かない」「マットレスが入らない」といったトラブルが起きることを避けましょう。
部屋の広さに合ったベッドを選ぶ
ベッドを選ぶ際にまず注意したいのが、部屋の広さです。
コンパクトな部屋に、無理に大きなベッドを置いてしまうと、圧迫感が出るだけでなく、部屋の使い勝手が悪くなってしまいます。どうしても大きなベッドで寝たい場合は、使用しないときに片づけられる折り畳み式や、圧迫感を軽減できるパイプ素材のシンプルなデザインのベッドがおすすめです。
配置場所、配置方法に気を付ける
ベッドを設置する際は、生活導線に注意する必要があります。
「人1人がゆったり通れる60cmの幅があるか」「本棚やクローゼットなどの収納家具の開閉に支障がないか」「ベッドがドアの開閉の妨げにならないか」「コンセント口を塞いでいないか」といった点をよく確認しましょう。生活導線が十分に確保できていない場合、日常生活を送る上で大きなストレスになってしまいます。
また、設置する方法も検討しておく必要があります。
ベッドフレームの多くは組み立て式のため、問題なく搬入できますが、肝心なマットレスが入らないという場合があります。ドアや階段の寸法を念入りに測り、照明や梁、配電盤等の障害物がある場合は、合わせて考慮しましょう。
また、セミダブルベッドのマットレスは非常に重たいため、専門の業者へ依頼するのも一つの方法です。
参考:【マットレスの選び方】腰痛にならない硬さや弾力性など選び方のポイントや基礎知識を徹底 解説
セミダブルベッドは人数や設置場所に注意
セミダブルベッドのサイズや選び方、ベッド選びの注意点について解説しました。
セミダブルベッドは1人でゆったり使うのに適しています。収納や折りたたみ機能を備えたもの、また華奢な素材のベッドを選ぶことで、部屋を広々と使うことも可能です。
配置場所や配置方法も十分検討して、自分に合ったベッドを選びましょう。
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